最低賃金大幅引き上げを
10日、中央最賃審議会は今年の地方最低賃金を6円から19円引き上げる「目安」を発表しました。
ワーキングプアが社会問題となるなか、安倍首相は再チャレンジの目玉として生活保護基準よりも低い最低賃金の見直しを打ち出していましたが、先の国会で最賃法の改正は「継続審議」に。今年の審議会にあたっては厚労相も「格差をなくしていくため従来の考え方の単なる延長線上でなく・・・働く人の賃金底上げが行われる議論を」と言っていました。
参院選挙では民主党も「最低時給1000円以上に」をマニフェストに掲げて大勝。そのため選挙後に行われた審議会は異例の徹夜審議となりました。が、結局公益委員の出した見解は例年の金額をわずかに10円程度上乗せしたものにしかなりませんでした。
「目安」をうけ、愛知県の最低賃金審議会が開催されます。愛労連は最賃生活体験などの運動を通じて「最低賃金では最低生活すらできない」ことを立証、「最低時給1000円以上に」と訴えてきました。今週末か週明けにも行われる地方最賃審議会にむけて宣伝活動を行います。
« あらたに17組織を結成 | トップページ | 最賃答申に反対する談話 »
コメント