外国人労働者の国保滞納激増
愛労連・自治労連などが参加する愛知の社会保障自治体キャラバンが今週、県下全自治体を訪問します。
18日訪問した西三河の刈谷・高浜では国保税の滞納者がとても多くなっています。担当の話では「一時、国保の加入世帯が減っていたのに最近は増加している。一方で加入者数は減っており、一人世帯が増加している」とのことでした。この地域はトヨタ関連の下請け企業が多く、そこで働く派遣・請負労働者が全国から集まってきています。派遣会社の寮もたくさんあります。ネットカフェ難民は名古屋でなく西三河に多いと言われています。また外国人も愛知県が全国で一番多く、西三河に集中しています。そのなかで国保の滞納世帯率がたいへんな数になっています。県の平均17.4%に対し、刈谷市が27.3%、高浜市が26.4%、知立市は37.5%になっています。
ちょうど毎日新聞が在日ブラジル人問題を特集していますが、その7割は派遣や請負で働いており、その4割が社会保険に入っていないという調査があります。またある調査では日系人の28%が社保ではなく国保に入っているという統計もあります。
「調査が10人くるとそのうち9人は外国人。会社の人がつれてきて外国人登録と一緒に国保への加入手続きをするけど、すぐに滞納になる。中には送った保険証が返送されてくることも」
トヨタ2兆円利益を支える底辺の労働者の実態です。
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