「ニートも捨てたもんじゃない」(麻生太郎)
非正規雇用問題は自民党総裁選挙でも重点の一つです。しかし有力と言われる麻生氏も小池氏も「一層の規制緩和」(中日9/17)と主張し、他の候補者もこれまでの「格差拡大」の原因にはなんの反省もありません。
(民主も)大きな差は見えない
一方、民主党の小沢氏もワーキングプア解消を公約していますが、「内容的には自民党側の主張と大きな差は見えない」(中日〃)。派遣法改正案でも違法派遣を使っている大企業などへの罰則については腰が引けています。
総選挙で日雇い派遣の禁止を
貧困が広がり、労災が激増する中で、与党も日雇い派遣を口にはしていますが、厚労省は「例外規定」を潜りこませるなど骨抜きにしようとやっきです。今の派遣法も最初は例外規定をつくり、なし崩しに製造業への派遣を解禁させてきました。また派遣会社の日雇い雇用は禁止しますが、企業への1日ごとの派遣は認めようとしています。これでは「実質的な日雇い派遣を禁止できない可能性がある」(毎日9/17)と指摘されています。
「日雇い派遣を禁止すると雇用が減る」といウソの宣伝もされています。禁止するのは受入企業が責任を取らない「日雇いの派遣」だけです。「直接雇用の日雇い」まで禁止するのではありません。総選挙で青年を使い捨てにする日雇い派遣・登録型派遣を廃止させましょう。
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