消費税はトヨタのため!
15日、消費税をやめさせる会で山家悠紀夫さんの講演がありました。アメリカのサブプライムローンの問題や世界に広がった金融危機の話は、株価が乱高下する中のお話で臨場感あるものでした。
ノーベル経済学賞もブッシュ批判、新自由主義経済を批判した経済学者に与えられたようです。
さて、今後の日本経済では時期はともかく自民党も民主党も消費税の大幅引き上げを言っています。日本商工会議所は当面の引き上げには反対ですが日本経団連はすぐにでも引き上げるよう要求しています。同じ経済団体でどうしてこんなに違うのか。その答えが山家さんの講演でわかりました。政府税調の「抜本的な税制改革に向けた基本的考え方」(2007年11月)に消費税は
「税率の変更が国際競争力に与える影
響を遮断できる。」
つまりトヨタやキャノンなど輸出企業にとって都合の良い税金であることがはっきりと書いてあります。戻し税があるので、税率が上がれば逆に多く戻ってきます。
これに対して国内需要を中心とする中小企業では消費税の引き上げは売り上げが減るだけでなく、赤字でも払わなければならない、厳しい税金です。
総選挙に向けて、このことをもっと多くの組合員に知らせましょう。
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