雇用と生活、いのちを守れ
「雇用と生活、いのちを守れ12.18労働者決起集会」を開催しました。(中日12/19)
この集会には東海労働弁護団が呼びかけ、愛労連や国労、公務共闘、各種のユニオンなど幅広い労働組合が参加しました。
集会は高木労働弁護団団長のあいさつで始まり、この1年間に700人の日系ブラジル人の相談を受けてきたJMIU、社保庁の違法な二重処分による分限免職とたたかう全厚生のなかま、そしてさまざまな非正規労働者を支援するふれあいユニオンの酒井委員長が報告をしました。
集会決議のあと、愛労連の榑松議長が閉会あいさつをした後、社会保険局前からミッドランド、名古屋駅前とデモを行い、「大企業は首切りをやめろ」「労働者派遣法を改正せよ」と訴えました。
デモやインターネットなどで、世の中の人に訴える事はいい事だと思います。
今回の不況で、一番何が問題になったかと言うと、今まで、派遣とはいえど、何とか普通に生活していた多くの人が、突然、紙切れの様にクビを切られ、この不況でバイトですら、次の職が見つからず、多くの人が今だに長期に渡って失業をしており、生活苦に落ちているからです。
普通に考えて1ヶ月、収入がなくても深刻なのに、何ヶ月に渡って、収入が無い国民が増えている現状に政府は、それを災害に似ており、異常な事ととらえず、事は深刻化していってるのに行政が現状について来てないからです。
今までここまでの貧困を味わった事がない多くの国民は正直、戸惑っていて何処に相談すれば今の状況が良くなるのか?それに伴った行政にはどういうサービスがあるのかわからずに悩んでいると思います。
日本は水でさえ、お金が入ります。
仕事を探すにしても、履歴書代、写真代、面接に行く交通費だってお金はかかるんですから。
例えば、財布の中身が全財産300円しかなかった場合、職探しも大切だけど、やはりそこまでくると今日食べる食費に使ってしまうでしょう。
そういった、貧困の悪循環を国は理解していません。ですから、多くの人が、世の中に国に声をあげるのはいい事だと思います。
『余談』ですが、皆さん
最近になって【生活保護】ってよく聞きますよね。
私の知人が、今回の不況でクビになり、給料も未払いで、住む所も食べるお金も無くなった時の実際のお話です。
困って生活保護を申請した所、早くても1ヶ月は受理に時間がかかるのでそれまでは、誰かにお金を借りてでもしのいで下さい。と言われたそうです。
頼る人も、住む所も今日食べるお金もない人にです。一応、知人は1ヶ月後に確かに受理され、今は保護を受ける身ですが。
例えば、知人とは違った形で誰から見ても、保護を受けられると思う人でも、申請して1ヶ月過ぎても受理されない人もいるのです。
これが今の日本の福祉です。
聞かなければ、教えてくれない。今の行政。聞いて申請したとしても受理に時間がかかりすぎる、不自然な行政。
…だから、ただ待っているより、デモでも何でも、おかしいと思える世の中の出来事は広く訴えた方が、良いんです。
民主党にしても、自民党にしても国政に関わる人達は、貧困に鈍く。
ひどく温度差があるのですから、多少大袈裟に思えても、『声』をあげるべきなんです。でないと変わりません。
私は、民主党のHPに意見したり、首脳官邸のHPの国政のご意見によく、今回の不況に対する国への対応の遅さを批判し書き込みます。こうなると不況は誰が悪いとかはどうでも良いので、至急、長期失業者に対して金銭的な対応、貸付などの救済をすべきだと書き込みました。また、国民にわかりやすい形で告知すべきだとも。
…みんなが、『声』をあげれば、今より良い世の中に近づくはずです。
投稿: 元派遣 | 2009年12月30日 (水) 02時38分