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2009年12月20日 (日)

年越し相談会

中京テレビで報道されました。

「名古屋で年越し労働・生活相談会」

更新時間:2009-12-20 20:38

Apd58980  景気低迷で職を失い、失業保険が切れるなど年越しに不安を抱える人たちを対象にした相談会が20日、名古屋市中区栄の噴水前で行われた。
 この相談会は愛知県内の労働団体が主催。この労働団体によると、今年6月からの半年間で失業保険の給付が切れる人が愛知県内で6万人にも及ぶとの調査結果があるといい、この日は弁護士や社会保険労務士が生活保護の受け方などの相談に応じた。
 相談に訪れた人は「失業手当が切れて、どうしようもなくきた。(相談して)少しは安心した」と話していた。
 この相談会、今月28日から来年1月3日まで、名古屋市中村区の西柳公園で開かれるという。

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コメント

私は今年2月に派遣ギリに会いました。自分がそういう立場になるまで、人が貧困に落ちるのは、意外に早く。普通の生活に戻るのは恐ろし程、難しいという現実を知りませんでした。
政府は、去年の派遣村の時点で、今回の不況による長期失業者が沢山生まれ、またそれに伴う、生活困窮者が発生するのは予見できたはずなのに、今頃、力を入れている姿は悔しい限りです。…例えば、ワンストップサービス。もしこの運動が今年の2月頃には、もっと積極的に行われ、平日関係なく期間も限定されず、広く様々な場所でずっと行われたなら、ここまでの生活困窮者を出さなかったのではと、皆もっと、貧困が軽い状況で、自ら立ち直って行ったのではと思います。
生活苦で社会的立場や住居を失ってからの相談では遅いというか。
まだそれ以前に、陥る恐れのある人を軽い段階で助ければ、『自立』も早く、それが支援だと思えてなりません。
ここまで事態は深刻なのに、相談窓口も、愛労連様がやるから、市民団体がやるからという様な他人まかせが見られ悲しい限りです。今回の年末緊急相談だって、知っていますか?
県庁の携帯HPには、愛知県は日時場所などわかりやすい形で告知してません。ハローワークの携帯HPにも、年末緊急相談を行っている137窓口があり、行っている都道府県の紹介にものってません。
厚生労働省の携帯HPでやっと愛知県も4ヵ所のハローワークが29日と30日やっていると告知しているのです。
とにかく、県も何かしら失業者対策はしているのですが、行う前の告知等の情報PRが乏しいのです。
…ハッキリ言って、伝わりにくい方法しか取っていないなら、失業者から見れば不親切で意欲的には見えません。
私の知人が、議員や公務員の人は、無職で食べれない程の貧困を味わった事が無い人種の人が多いから、実際、どんなに深刻になるかわからないんだよ。しょうがないとの意見しました。私も最近では、政府と長期失業者の思いに温度差を感じるので、悲しいけどそう思うようになりました。
今回の不況に対して国は19億の予算を組んでいるらしいのですが、それを率先して活かしている様には思えない今日この頃です。
自殺者や貧困による犯罪が増えてから、国は真剣になるのか?…国民としては悲しい限りですね。
愛労連様、今後も弱者の為に活動頑張ってください。

元派遣さん、コメントありがとうございます。
私たちも労働局や県との交渉で同じような感想を持つことがしばしばです。「役所」というのは法律・制度に縛られますから、「杓子定規」になるのはわかりますが、対応する人で幅があるのも事実です。
生活保護の窓口で大きな違いがでています。これまで保護については国の指導で極力受けさせないように指示されてきました。「水際作戦」と言われています。この通達どおりにやった役所や担当者のところが大半です。
一方、「この通達は国民の権利を侵害するものだ」との立場でできる限り努力した役所や担当者がいます。中にはヤクザが組織的に保護を使おうとする場合もありますので、そうとうの覚悟がないとこういう対応はできませんが。
これはどちらも公務員です。「議員や公務員の人は、無職で食べれない程の貧困を味わった事が無い人種の人が多いから、実際、どんなに深刻になるかわからないんだよ」という声も聞きます。しかし派遣村の活動をしていて、「わからない」のは公務員だけではないことを強く感じます。
派遣切りにあった方が「自分はこれまでホームレスに対して『あいつらは怠けているやつらだ』と思っていた」と言っていました。本当は国の政策が間違っているのにわりと手近なところで「誰々が悪い」と思わされているのではないでしょうか。
湯浅誠さんは「反貧困でつながろう」と言っています。

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