中小企業を元気に
昨年秋の地域総行動で行った中小企業アンケートの報告書がまとまりました。愛労連・愛商連・自治労連名古屋ブロックなどでつくる実行委員会(事務局・名古屋市職労)が行ったもので名城大学の地域産業集積研究所に分析を協力いただきました。
調査は名古屋市内全域の自動車関連5業種のうち従業員9人以下の1,911社を対象に行い、組合員が各社を訪問して回収し、有効回答721件、回収率37.8%でした。
このアンケートの特徴は①統計資料の少ない9人以下の事業者であること②該当事業所の全数調査であること。③高い回収率であることがあげられます。
廃業あいつぐ
トヨタショックで愛知県の製造業は廃業が相次ぎ、09年度の工業統計では一年間に10.1%の事業所が減少し、失われた雇用は62,285人に及んでいる。10年秋に行ったこのアンケートでも16%の事業者が「廃業」を考えています。
「トヨタなしでもやっていける」ように
若者の就職難が続いています。雇用の受け皿である中小企業を元気にして地域経済を活性化させることが重要です。愛知県にもこのまとめを届け、トヨタだけに頼らない、中小企業者のネットワークづくりの支援を要請しました。中小企業家同友会の杉浦会長も「大企業に頼らなくても、地域は活性化し、発展できることを証明したい」と言っています。(朝日7/31)
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