トヨタ期間工集めに必死?
トヨタの期間従業員募集広告が増えている。8月上旬に中日新聞に募集広告を載せたのが異例だったが8月27日にも再度広告があった。
そして県内で最も多い求人フリーペーパー「TOWNWORK」の裏表紙も全面が「TOYOTA期間従業員募集」になった。西三河版だけでなくナゴヤ版、名古屋東部瀬戸版も全面TOYOTAになった。
(宣伝ではないが)日給は9000円だが残業、夜勤もたくさんあるので月収25万円も不可能ではない。さらに寮費(光熱費含む)無料、寝具無料貸与、食費補助1万などの他に特別手当10万円や満了慰労金もある。
派遣寮で月10万円もピンハネされた人がいたことを思えば、これでもかなり良い。これで集まらないのはなぜか?
期間工こそ利益の源泉
トヨタが1兆円、2兆円と利益を挙げていたころは1万人近くの期間工がいた。リーダーや点検者を除けば実際にラインで組み立てを行っていた労働者の半分近くが期間工だった。かつてトヨタのラインは「絞ったタオルをさらに絞る」と言われたが、今ではさらに「カイゼン」され効率化が進んでいる。後の行程でミスが発見されると怒号がくる。
社員と全く変わらぬ作業が求められる。勤務時間は一直が6:25~、二直は16:00~0:40でそこからが残業となる。一直でも二直でも生活時間とは大きくずれ、普通の社会的つきあいはできなくなる。仕事は社員と変わらないのに日給は9000円だ。
県内の人なら寮に入らず、少し給料が安くても普通の時間で働いて残業した方が良いと思うのは当然だ。
« 保育への営利企業参入許すな | トップページ | 保育園への営利企業参入やめて »
コメント