就職難で要請
3日の就職シンポを踏まえて、本日就職連絡会として県・名古屋市商工会議所連合会に要請を行いました。要請には愛労連と名高教、愛高教の両委員長が参加しました。
愛労連からは大学生の就活が長期化し学生への負担と大学教育にも大きな悪影響を起こしており、昨年の就活自殺が46名と倍増していることなどを伝えました。
愛高教からは女子、とくに商業の就職が厳しいこと、名高教からは指定校でも実際の求人の10倍も募集をかけている大手企業があることなどを伝えました。
商工会議所の担当者は、連合会としての限界はあるが「人生のスタートを失業者にしてはいけないことについてはそのとおりで商工会議所としても啓発に努力したい」「社長さんのなかには新卒をとって育てたいという方もお見えになる」など前向きに受け止めていただくことができました。
いっぽう、愛知県経営者協会にも事務局から連絡しましたが、要請は受けられないと断られました。
要請内容
1、高校生・青年、特に新規高卒者の就職希望者全員が就職できるよう、採用枠の拡大にいっそうの努力をすること。特に女子生徒の求人に対する特別な手立てをすること。また、特別支援学校卒業者の雇用を促進するため、障害者の法的雇用率を守るよう各企業に対し要請すること。
2、厚労省の「新規学校卒業者の採用に関する指針」にもとづいて、高校・大学生の「内定取り消し」や、「採用待機」といった事態が起こらないよう、傘下企業へ働きかけを強化すること。
3、非正規雇用の正規化、サービス残業の根絶、年休完全取得等、働くルールの確立をはかるよう経済団体として積極的に取り組むこと。
以上
« 労働組合の存在意義は | トップページ | トヨタショックの下請工場が映画に »
コメント