生活保護の切り下げ許すな
自民党が生活保護の一割切り下げを主張し、維新の会が最低賃金制度の廃止を公約するなか、反貧困ネットワークは「貧困のひろがりではなく社会保障の充実を12.1緊急市民集会」を開催しました。
会場となった中村区役所は2008年から2009年にかけておきた「日本一の派遣切り」で生活保護を申請する人たちであふれた場所です。この取り組みでも中心となり、30年以上にわたり中村区でホームレスの支援をしてきた「ささしま診療所」の藤井さんが毎日新聞に紹介されました。(11/27、12/4)
集会には150名が参加し、当事者から今でもギリギリの生活をしている実態や、CW一人平均で150件、国の基準80件の2倍近くとなっている名古屋市の保護の現場から報告がありました。
「不正受給という決して多くない例を取り上げて生活保護バッシングをしても、貧困の問題自体は解決しません。生活保護利用者が多いからと予算を減らせば、一部の安全圏にいる人は別として、結局自分たちの首を絞めることにつながります。」と指摘する藤井さんは「まずケースワーカーの増員を」訴えました。
集会後参加者で名古屋駅までデモを行いました。
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