中小企業の賃上げがカギ
参院選が終わり、当初予想通り定数1での選挙区を中心に自民党が多数の議席を占めました。国民の関心は景気対策が一番で、民主党政権への失望とあわせて自民党への支持につながったと思われます。
東海地方の「景気実感 2か月連続悪化」
しかし、「6月の景気の現状を示す指数は51.9で、前の月を2.6ポイント下回り、2か月連続で悪化しました。
これは、円安で、自動車産業は恩恵を受けているように見えるが、下請け企業に広がっていないという声や、円安による原材料の高騰で中小企業の収益性は悪化する傾向」です。(NHK東海07月20日)
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130720/5919631.html
安倍内閣は法人税の減税、消費税の引き上げ、TPPへの参加、規制緩和など日本を「世界で一番多国籍企業が儲けやすい国」にしようとしていますが、これでは景気が良くなるわけがありません。
野党では民主党が半減、「第3極」が失速するなか、日本共産党が議席を3倍に増やす躍進をしました。改憲をもめざす、安倍自民党内閣の悪政にSTOPをかけたいという国民の声が反映したものと思われます。
参院選では脱原発とあわせて「ブラック企業」も若者の大きな関心になりました。労働相談でもパワハラや長時間不払い残業などあまりにひどい相談が目立っています。秋闘では労働法制の改悪も重要なたたかいになります。若者の未来を喰いものにするブラック企業を拡大する改悪に反対の取り組みを広げましょう。
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