消費税でもうかるのは輸出大企業ばかり
安倍内閣は来年4月から消費税を引き上げ、逆に法人税を引き下げるとしています。しかし、中小企業は負担が大きくなるばかりです。先日のNHKナビゲーションでわかりやすく説明されました。
「消費税率引き上げ 東海北陸経済への影響は」(9/27NHK)
①事業者の6割が消費税を価格に転嫁できていません。
それでも事業者は消費税を納めなければなりません。これが引き上げられればさらに負担は大きくなります。
②円安で儲けているのは輸出大企業だけです。
輸出大企業はドルが80円から100円になれば1万ドルで契約した車の売り上げは80万円→100万円になります。しかし内需だけの中小企業は燃料、原料高で利益を減らしています。円安で内需が大半の中小企業から輸出大企業に所得の移転がおきています。
③輸出企業には消費税還付金
下請け単価に転嫁できない中小企業をよそに輸出大企業は消費税分を全額国から還付してもらっています。その額は消費税全体の4割にもなります。消費税が上がれば中小企業のさらに負担は大きくないます。
④法人税減税は赤字の中小企業には届かず
法人税を引き下げてもすでに中小企業の多くは赤字か赤字すれすれのため効果はありません。
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