トヨタが下請け単価引き下げ要求しない?!
「部品値下げ要求見送り トヨタ好業績、取引先に還元」(朝日10/26)
トヨタは2000年代から毎年春と秋に下請け単価の引き下げを強いてきた。1兆円をこす空前の利益が出た年も引き下げはやめなかった。昨年来の円安・原料高の中でも、この4月の消費税引き上げでも単価引き下げを行った。そのトヨタが「値下げを求めない方針を決めた」という。「極めて異例」である。
「二次、三次メーカーに多い中小企業は円安による原材料高や電気料金値上げに苦しんでいる」。消費税分も実質転嫁できず、豊田市内の中小業者は6~7割が赤字になっている。値下げどころか原材料の高騰と労働条件改善を可能にする単価の引き上げが必要だ。
末端の下請けまで単価引き上げを
朝日のこの手の報道はこれで三度目である。前回の時はグループ内にとどまった。愛労連からの問い合わせに対して「下請けとは書いたが二次、三次とは書いてない」との回答であった。今回は「トヨタは業績好調の成果を二次、三次の部品メーカーまで還元し、景気浮揚につなげる考え」とある。大いに期待したい。
中日も報道
今回は中日も報道しているので、公式に発表があったのでしょう。
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