トヨタは下請け単価を引き上げよ!
3月18日、連合の集中回答日に大企業労組に賃金回答が行われた。地元愛知ではトヨタがベア4000円の回答をはじめ、グループ各社、一次、二次下請けにも回答があった。
トヨタではデンソー、アイシン、豊田自動織機、トヨタ車体、トヨタ紡織が連結子会社で、それ以外の中堅サプライヤーも従業員は3000人から9000人と下請けといっても大企業である。中小下請けが出てくるのは二次以下五次、六次までの下請け構造がある。
トヨタは昨秋と今春の単価の引き下げを中止したが、それまで14年間、「原価低減」の名で毎年二回下請け単価を引き下げてきた。それはトヨタから始まり子会社から各下請けに順次下げられる仕組みになっている。たまたま業績が良くても、賃上げが少しでも上位の会社を上回ると直ちに「カイゼン」指導が入り単価引き下げの口実にされてしまう。
従業員3500人(連結)のシロキ工業、9000人(〃)のフタバ産業がベア1000円であれば、そこから三次以下の下請け企業が千円以上のベアを求めるのは極めて厳しい。
中日新聞(3/18)で北見式賃金研究所の北見氏は「大手もベアができるくらいなら、部品購入価格をきちんと上げてほしい」と中小企業の声を紹介している。北見氏は以前、「21万人の自動車関連労働者に月8千円の賃上げなら年間で約10万円、全体で210億円で可能」だとトヨタの利益の1%にもみたないことを説明してる。
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