麻生副総理は7月29日のシンポで「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。」と発言した。すでに改憲への道が動き出している。
安倍首相は内閣法制局長に「集団的自衛権行使の容認に前向きな小松一郎駐仏大使の長官起用を決め」ました。
戦後の自民党政権でも一貫して集団的自衛権は憲法違反としてきました。元内閣法制局長官の阪田雅裕氏は「内閣法制局長官が時の政権によって解釈を変更できるなら、企業のお抱え弁護士と変わらない」(中日8/3)と厳しく批判しています。
クビのすげ替えで解釈を変えてしまうのはまさに「武器なきクーデーター」です。
防衛省の内部では制服組が台頭
危険な事態はすでに始まっています。防衛省情報本部情報官の長島純空将補(52)を8月22日付で、内閣官房に配属する人事を決めましたが「制服組の将官が内閣官房で勤務するのは初めて」(読売8/10)です。
さらに「防衛省は自衛隊の運用について、文官(背広組)からなる内部部局の運用企画局を廃止し、幹部自衛官(制服組)からなる統合幕僚監部に一元化する方針を固めた。制服組の権限を強めるもので、来年度の実施を目指す。」(朝日7/18)ことも決まっています。
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