<緊急>外国人実習生を食い物に 入管に抗議を
関係各位様
愛労連が長年取り組んでいる外国人実習生支援です。
とんでもない寮費を入管が認めてしまいました。
ビザ期間が迫っており緊急抗議を行います。
ぜひご協力をお願いします。
詳しくはブログ「外国人実習生支援」
http://rodo110.cocolog-nifty.com/viet_nam/
不当な外国人実習生寮費容認への緊急抗議の要請
今年5月1日のメーデーの日に愛知県小牧市で働くフィリピン人実習生が愛労連に相談にきました。
相談にきたMさんによれば、実習生達は2013年11月から北名古屋市にある会社所有の一軒家2階の二部屋に9人で生活、寮費は一人3万円でした。
食事は自炊です。同市内の同程度のアパートは最高でも7万円程度で水光費を引いても3倍超でした。
2014年7月から新寮に移転し、18人となり寮費が4万円に値上げされました。
ここは3F(100.6㎡)が居室で三部屋に二段ベッドで18人が生活し、2F(110.26㎡)が共用となっています。
10万円程度の手取りから寮費が4万円も引かれ、円安と相まって仕送りが大幅に減ってしまいました。
この秋からはさらに9人増え27人になりました。
12ヶ月では約1千3百万円の収入となります。
近所の高級マンションと比べても二倍以上の家賃となり、会社は5~600万円のぼろ儲けです。
愛労連は5月17日に名古屋入管に不正を告発しましたが、半年たった12月9日になって、法務省入国管理局は「居室は二段ベッドだが共有部分は広いので不適正ではない」と判断を示しました。
技能実習生には寮が義務づけられており寮費は「控除する額は実費を超えてはなりません」とされています。
法務省所管のJITCOガイドラインには「宿舎費の額は、近隣の同等程度のアパート等の相場を超えてはならない」とされています。
今回の判断は実態を全く無視し、受入企業に不当なピンハネを容認したもので断じて許すことはできません。
このようなピンハネ「ブラック受入企業」容認は、米国人権報告書の「奴隷労働」の指摘を免れるものではありません。
急増している失踪者を増やす原因ともなっており、技術の移転を目的とする技能実習制度を根本から崩すものです。
実習生のビザ期間が残り少なくなっており、緊急ですが抗議文に協力いただきますようお願いいたします。
以上
法務省入国管理局長殿
入国在留課長殿
FAX 03-3592-7092
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