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2006年9月29日 (金)

トヨタ車体精工請負が偽装破産?

昨日トヨタ車体精工(TSK)で偽装請負をやっていた大起の破産通知がありました。

しかし、大起からTSKの直接雇用に変わり、引き続き働いている労働者を送迎している車のナンバーを調べると(株)TYKとなっています。(一部修正)また大起と同じ住所にはもうひとつ派遣会社が登記されています。

TSKは偽装が発覚した大起をつぶし、とりあえず直雇用しましたが、別の名前の派遣会社をつかって、引き続きおなじ経営者とつきあっているのです。

また大起は消費税の滞納を税務署から追求され破産しました。これってTSKから受け取った消費税を納めてないことになります。TSKはその分を税金から控除しています。大起の破産もTSKが絡んでいたとなると、これはTSKの消費税まるもうけの計画の疑いがでてきます。

機械も原料も寮もすべてTSKが準備して、携帯電話一本あればことたりる偽装請負です。届け出もしていません。こんなことを繰り返す大企業の社会的責任が問われます。

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2006年9月25日 (月)

トヨタ車体精工は確信犯?

本日、愛知労働局に要請に行きました。労働局もトヨタ車体精工(TSK)と大起から積極的に情報収集している模様でした。

私たちの要請の趣旨は偽装請負での労災は発注元(TSK)の責任が大きいこと、告発を理由にした不採用は問題があるという内容です。

これに対し、労働局は「請負が偽装であれば派遣法が適用され、その場合安全衛生の責任は派遣会社だけでなく派遣先(TSK)にもあること。どの程度の責任があるかは実態をみて判断する」ということでした。私たちは作業の指示をTSKが行っており、この間様々な問題で大起に問い合わせても「それはTSKに聞かないと」という返事で、TSKが実質的にすべて握っていたことを説明しました。

紙をめくればTSK

さらには、二人の青年が追い出された大起の「松坂寮」に行ってみると「大起」と書いてあった紙がはがされその下には「TSK松坂寮」の看板。TSKは社員寮をそのまま大起に使わせていました。偽装請負はTSKも承知のうえ。・・・というより最初からTSKに入れることで大起と契約したようです。法令で禁止されている「もっぱら派遣」に近いものです。「もっぱら偽装請負」です。TSKの責任は重大です。

TSKの採用排除は違法

また採用の問題について労働局は「採用は公正に行われなければならず、適正能力に関係のない理由での選考は指導すべき対象であり、事実であれば指導する」と回答。今回2人だけを面接の機会からはずしたことはこれに該当します。JMIUはさっそく関係部署に申告することにしました。

大起はすでに事務所をたたんで、当局も連絡がとりにくい状況。社長の住所はさっぽろです。破産手続きも書類不備、離職表の発行もせずに逃げています。労災の事情聴取もできていない模様です。労働者は休業補償も「立て替え払い」もすすまず困っています。

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2006年9月21日 (木)

トヨタ問題で労働局へ

19日の記者会見以後も派遣・請負問題での労働相談が相次いでいます。

「トヨタ系の会社に派遣されている。派遣会社のBは違法行為を行っている。告発したい」

「事前面接に連れて行かれ、履歴も相手に渡された。これって違法じゃないかって言ったけど会社は言うこときかない。派遣先の会社からわが社は残業代は出さないことになっていると言われた。派遣会社からは30分前に行って掃除をするよう言われた」

こんな違法が行われていても、もともと電話一本でできる「口入れ屋」ですから摘発されたら会社をたたむだけ。請負の場合には届け出すら不要なので何度でも会社をつくることができます。

会社をたためば税務署も怖くない。消費税なんか払わずに自己破産。派遣先(発注元)はしっかり消費税の控除を申告。自分の会社で雇ったバイトは人件費となり消費税控除ができませんが、派遣や請負として払った費用は物件費となり5%の消費税控除ができます。TSKの場合も派遣会社は消費税を滞納。しかし、TSKは派遣会社に払った費用の5%を消費税の仕入れ控除にして税金を減らしています。

解雇も平気です。労災治療中の解雇は法律で禁止されています。TSKの社員が作業を指示していて労災になったのに、TSKは「解雇は派遣会社の責任」と要請書の受け取りすら拒否。郵便で送り返してきました。Tsk01 (写真クリック)

しかし、労働災害は発注元にも責任があります。ましてや「偽装派遣」ですからTSKの責任はより大きなものがあります。また「公益通報者保護法」では告発を理由にした派遣解除は禁止されています。

愛労連は9月25日(月)11時から愛知労働局に要請を行います。

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2006年9月20日 (水)

トヨタ告発者報復報道

TSK(トヨタ車体精工)の告発者排除について、本日(19日)15時から、愛労連で記者会見を行いました。内容については、先行取材していた朝日(19日朝刊)に全容が報道されています。「トヨタ系労災隠し告発者、採用から除外 直接雇用転換時

今日の記者会見には朝日、毎日、読売、中日、共同の新聞各社と中京TV、東海TV、NHKがきました。

この中でNHKが23:55~のローカルニュースで会見の模様を報道しました。23:00~のラジオ放送でもやったようです。愛労連の名前はでませんでしたがトヨタ車体の企業名は放送されました。取材後も何度か確認の電話があり、企業からの聞き取りも行ったようです。企業名を出したのは私たちの提出した資料と本人の発言に記者が確信をもったからだと思います。一日の終了間際でしたが記者の追求姿勢のたまものだと思います。東海TVは、今後のために使うということで、報道はされませんでした。この両者をみてもトヨタには慎重だということを実感しました。

さて、記者会見が終わったあと、二人に話を聞いたら、「8月末で寮を追い出されたあと友人の家を転々としてきたが、今日寝るところもない」ということです。K君は8月25日に労災の認定は下りていますが休業給付が支給されるまでは一文無しです。住所がなくては仕事探しもままなりません。しかも労災で右手を治療中ですから、仕事探しにも大きな制約があります。食事をしてもらう間にあちこちに電話しましたが、急には見つからず、今日の所は労働会館の管理人室に泊まってもらう事にしました。

労災になったのはTSKの高浜工場でTSKの社員が仕事の指示をしていたときのことです。「派遣会社の問題」といいはるトヨタの対応は許せません。

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2006年9月18日 (月)

偽装請負告発した青年をトヨタ子会社が不利益扱い

偽装請負告発した青年をトヨタ子会社が不利益扱い

<記者会見のご案内>
先日愛労連に21才の青年がきました。
いま社会で大きな問題になっている派遣・請負で働く青年です。
彼はトヨタ車体の100%子会社トヨタ車体精工高浜工場で働いていましたが、労災でケガ。
これがきっかけで偽装請負が発覚しました。
8月に請負会社は破産。全員解雇と同時にトヨタ車体精工で契約社員になりました。
ところが労災を告発した彼と友人だけがこの名簿からはずされました。
彼は学校を卒業し北海道から愛知にきて働いていますが8月末の解雇と同時に寮を追い出されました。
彼はまだ労災の治療中です。治療中の解雇は違法です。
労災は請負(派遣)会社だけでなく、発注元(派遣先)企業にも責任があります。
しかしトヨタ車体精工は「当社には関係ない」とはねつけました。
告発するような労働者はいらないと言うわけです。
公益通報法では派遣の解除が禁止されています。
(偽装)請負だから「関係ない」ということが許されるでしょうか。
青年は勇気をもってこれを社会に告発することにしました。
愛労連はこの問題を愛知労働局に告発し、内閣府にも通報します。
明日、19日(火)、午後3時~愛労連会議室で記者会見を行います。
以前取材にきたTV局がトヨタ問題だとわかった後音沙汰がなくなりました。
愛知ではトヨタ問題が記事になりにくいと言われています。(A新聞の記者が驚いていました)
パロマの問題では多くのマスコミが取材にきましたが、トヨタ問題ではどれだけくるのか。
ここも関心をもってみてください。

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2006年9月12日 (火)

偽装請負・偽装派遣

愛知県には自動車関係の下請け企業が集中しています。ここで多いのが派遣・請負の求人。西三河のハローワークでは半分以上だといいます。沖縄県の求人で最大がトヨタ子会社のデンソーとアイシン、北海道、東北などからもたくさん来ています。

ここで気をつけないといけないのがブローカーの存在。寮費とか何とか費とかとられて、「あまりの重労働に何日か休んだら給料がマイナスだった」ということもあります。

ケガをしたのに労災保険に入っておらず、そこから違法な派遣が発覚したこともあります。(朝日新聞8月13日)

最近ではブラジル人や日系二世、三世に混じって「偽装日系人」も話題になっています。ここでもブローカーが暗躍します。

愛労連では先月、ブラジル人の労働組合(JMIU愛知地本、BMG分会)を結成しました。

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