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2006年9月25日 (月)

トヨタ車体精工は確信犯?

本日、愛知労働局に要請に行きました。労働局もトヨタ車体精工(TSK)と大起から積極的に情報収集している模様でした。

私たちの要請の趣旨は偽装請負での労災は発注元(TSK)の責任が大きいこと、告発を理由にした不採用は問題があるという内容です。

これに対し、労働局は「請負が偽装であれば派遣法が適用され、その場合安全衛生の責任は派遣会社だけでなく派遣先(TSK)にもあること。どの程度の責任があるかは実態をみて判断する」ということでした。私たちは作業の指示をTSKが行っており、この間様々な問題で大起に問い合わせても「それはTSKに聞かないと」という返事で、TSKが実質的にすべて握っていたことを説明しました。

紙をめくればTSK

さらには、二人の青年が追い出された大起の「松坂寮」に行ってみると「大起」と書いてあった紙がはがされその下には「TSK松坂寮」の看板。TSKは社員寮をそのまま大起に使わせていました。偽装請負はTSKも承知のうえ。・・・というより最初からTSKに入れることで大起と契約したようです。法令で禁止されている「もっぱら派遣」に近いものです。「もっぱら偽装請負」です。TSKの責任は重大です。

TSKの採用排除は違法

また採用の問題について労働局は「採用は公正に行われなければならず、適正能力に関係のない理由での選考は指導すべき対象であり、事実であれば指導する」と回答。今回2人だけを面接の機会からはずしたことはこれに該当します。JMIUはさっそく関係部署に申告することにしました。

大起はすでに事務所をたたんで、当局も連絡がとりにくい状況。社長の住所はさっぽろです。破産手続きも書類不備、離職表の発行もせずに逃げています。労災の事情聴取もできていない模様です。労働者は休業補償も「立て替え払い」もすすまず困っています。

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