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2006年10月18日 (水)

「自動車関係」につられないで

今朝のNHKで都市と地方の求人の格差が紹介されていました。番組では北海道の釧路管内で高校を回る派遣会社がでていました。自動車関係で200人と言っていましたからたぶん愛知でしょう。愛知で配布されているフリーペーパーには寮付きの広告がたくさんでています。西三河、トヨタ系がたくさんあります。まさに地方からの採用をねらったもの。

寮もあるし、夜勤と残業があるので月収もそこそこ、期間も希望すれば長くいれるのがこの請負の特徴でもあります。きつい仕事でも、これだけ収入があればと思えるくらいの内容になっています。いわゆる「ワーキングプア」の感じはうけません。ここが落とし穴になっています。

一番は労働者使い捨てだということです。多くの青年はきつい仕事だけどこなしています。でも安全教育などありませんから体を痛めます。労災に加入していない業者が多く、補償もされません。TSKのK君は最初、労災による欠勤がもとで解雇を言われました。

また疲れがたまって休めば賃金はカット。病気も同じです。ところが寮費や布団のレンタル代、中には通勤費と称してマイクロバスの運賃を天引きするところもあります。これらは月額になっているため休んでもしっかりひかれます。月の途中でやめたら給料がマイナスだったという相談も受けた事があります。

「請負業」とか「アウトソーシング」とか書いてあるところの多くが「偽装請負」となっています。愛知労働局の調査ではこれら事業所の84%が違法状態でした。こういうところで青年の使い捨てが起きています。

北海道から子どもをおくる父兄や学校の先生にはぜひ注意をお願いしたい。不安なことがあったらすぐに労働相談110へ。

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2006年10月 6日 (金)

トヨタ車体精工が団交拒否

Tsk061006_1 偽装請負中の労災で責任を問われているトヨタ車体精工ですが、労災で困っている労働者についての団体交渉を拒否してきました。またしても内容証明郵便で返送してきました。世界のトヨタですが、やることは西三河の田舎企業丸出しです。

厚生労働省は8月1日に指針をまとめ、労災について発注企業の責任を明らかにしました。愛知労働局も採用面接をしなかったことは「指導の対象になる」としており、労働組合との団体交渉は企業の義務です。

偽装請負が報道されたときに親会社のトヨタ車体は「けがをした方には申し訳ない。子会社で不適切と思われる請負契約は派遣に変更している」と話した(8/13共同)そうです。またしても親会社から言われるまで、対応しないのでしょうか。

愛知労働局は10月から「STOP THE 偽装請負」のキャンペーンを始めました。今朝の新聞には同じくトヨタ子会社の日の自動車で偽装出向が報道されました。そこで泣くのは労働者です。適正な派遣にするだけでなく、違法行為を繰り返す大企業に厳しい指導が求められています。Gisou

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2006年10月 3日 (火)

トヨタ車体精工に団交申し入れ

労災中に採用拒否されたK君の所属する労働組合(JMIU愛知地本)が2日、トヨタ車体精工(TSK)に団体交渉の申し入れを行いました。

TSKは以前の要請書を「当社は受領すべき立場にない」と郵便で送り返してきました。(9月21日記事)

しかし、先日の愛知労働局との話し合いで労働局は「偽装請負中の労災は発注元(TSK)にも責任がある」とし採用面接の機会を与えなかったことについても「労働能力に関係のない事由での選考は問題」とTSKの責任となることをはっきり示しました。

Tsk0608211_3Tsk0608212_2 TSKは「人選は大起(派遣会社)が決めたこと」と言っていますが、TSKの文書と大起の文書(クリック)は同時に配布されています。8月21日に大起が説明した会場にはTSKの役員が同席しています。「同席の事実だけでも責任は免れない」とされました。偽装請負そのものをTSKが承知していたことにくわえ、大起が消費税を払わずに破産していたとなるとTSKの社会的責任は免れません。

TSKはK君に対しての労災責任がある以上、労働組合との団体交渉に誠実に応じる義務があります(労働組合法)。組合は上記文書を内容証明でTSKに送付しました。

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