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2006年11月28日 (火)

トヨタ車体精工(TSK)労災認定

以前トヨタ車体精工の偽装請負を告発したために直接採用を拒否されたKさんから「労災が認定された」と連絡がありました。

彼は派遣会社「大起」(すでに倒産)から「請負」契約としてトヨタ車体の子会社トヨタ車体精工(TSK)の高浜工場で仕事をしていました。6月末に、もともと親指を骨折していた右手の人差し指の腱を脱臼。派遣会社はいつまでも労災手続きをとらずに、8月末の会社倒産直前にやっと申請。

作業の指示をしていたのはTSKの社員です。これは「偽装請負」となりTSKにも労災の責任があります。Kさんの申請についてTSKは「軽い仕事で労災になるようなものでない」と言っていたようです。しかし労基署はこれを労災と認めました。

Kさんが採用から外されたときに労働局は「仕事をする能力以外を理由に選考することは違法」と言っていました。TSKは労災責任のある労働者を採用から外したことで二重に不法をおこなったことになります。

いま、偽装雇用が問題になっていますが、「受け入れ側の責任も問え」(10.15朝日)と声を大にして言わなければなりません。

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2006年11月26日 (日)

クリスタルとたたかった男

今日、豊田市内で第23回トヨタシンポジウムが開催され、107名が参加しました。

講演や各方面からの特別報告、地域や職場から10名の方の発言でトヨタの2兆円利益が、CCC21以後の猛烈な下請け単価の引き下げと、期間工・偽装請負などの人件費引き下げ、そして大企業減税にあることを示すことができました。実際にトヨタで期間工として働く青年からも感想が述べられました。

徳島からトヨタの子会社のひとつ光洋シーリングテクノで偽装請負でたたかってきた矢部さんが参加。今大きな話題になっているクリスタル系の派遣会社をやっつけてきた方です。はるばる車で徳島から豊田まで走ってきてくれました。派遣社員という、とても不安定な契約の中で、なかまを集め、派遣会社には「ワシのクビとるんか」とたたかい、トヨタ系の企業とどうどうと渡り合った青年です。とても元気で好青年でした。

派遣・請負でとても厳しい職場に置かれているみなさんに、この元気を伝えたいと思います。

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2006年11月21日 (火)

大企業職場「派遣・請負」の実態を

(追記です)ちょうど同じ26日にNHKスペシャルで「トヨタ自動車 世界一への戦略(仮)」を特集します。その地元でトヨタがなぜ1兆円利益から2兆円に利益を倍増したか、実態を明らかにします。

大企業職場「派遣・請負」の実態を暴く「第23回トヨタシンポジウム」を今週末に開催します。大企業ほど、派遣労働者・請負労働者を大量に「活用」しています。請負労働者は、社会保険や雇用保険加入さえなく、正社員の半分以下の賃金で働かされています。低賃金労働者・不安定雇用労働者の増大が、今日の格差の元凶になっています。
 労働者を「使い捨て」にするトヨタの働かせ方・大企業の責任を追及する第23回トヨタシンポにぜひご参加下さい。

Toyota061126 「第23回トヨタシンポジウム」

日時 11月26日(日)  午前10時~
場所 豊田市内   農村環境改善センター

(住所:豊田市高岡町長根)
公共交通機関は不便です。乗用車で乗り合わせてご参加下さい。最寄りの駅は名鉄三河線「若林」駅からタクシーで10分程度です。

講演「あなたの知らないトヨタ」その後 愛知労働問題研究所 伊藤副所長

報告 ○トヨタの職場から○トヨタと地域○偽装請負・派遣と行政○光洋シーリングテクノ労働者から○県行政とトヨタ

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2006年11月10日 (金)

NHKほっとイブニング

8日のNHKは記者から直前に「時間的な問題でカットされるかも」という電話がはいり、残念ながら私の出番はありませんでした。(この問題に詳しい労働組合によると・・・・という内容は説明されましたが)

それでもこの3日間、連続して青年問題や派遣、労災の問題をとりあげています。内容もとても充実しています。実際に派遣や請負で働いている人を取材しているので説得力もあります。下請け単価引き下げの問題も取り上げていました。

今日はその後のナビゲーションでも労災の問題をとりあげるようです。この事でもたくさん取材していきましたのでよい内容になるよう期待しています。

いづれも若い記者が担当で熱心に取材してくれました。「2日後に放映」、「実際に地方からきている方を紹介してほしい」と無理な注文もありました。5時間もつきあって、画面に出ないのは残念ですが、これから力をつけてほしいと思います。

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2006年11月 7日 (火)

偽装から青年を守れ

愛知県での偽装請負問題を取り上げてきた愛労連に7日、NHKの取材がありました。放映予定は11月8日(水)夕方6時10分からの「ほっとイブニング」(たぶん東海地方)です。

愛労連への労働相談では02年に2割ほどあった50代の相談は減り、この一年では20代、30代からの相談が5割を超えています。また正規社員と非正規社員の割合が6:4から4:6に逆転。なかでも、派遣・請負労働者からの相談は昨年まで6%程度だったものが今年は20%に急増しています。ちなみに相談件数の合計も昨年の4割増しです。労働者全体の約1/3が非正規雇用と言われていますから、いかに非正規に問題が多いかわかります。

インタビューでは相談者からの訴えを紹介したり、最近北海道からきて請負で働く青年が多く、トラブルにあっていることなどを説明しました。北海道では「愛知にいくと30万、35万円も稼げる」いう広告で青年を集めています。確かに2交代、一日12時間働けば不可能ではありませんが、体が持ちません。そこでケガをしたり休んだりすると、とたんに落とし穴にはまります。

トヨタからの下請け単価3割引き下げのなか、豊田市内の小規模事業者の9割が赤字転落しており、まともな賃金では雇えなくなっています。そこに労災保険にも入らない格安の派遣会社が入り込んでいます。零細業者だけでなくTSKのようなトヨタ直系列の企業でもそういう派遣会社をつかっています。

そのなかには「契約書のコピーは渡さないことになっている」「有給休暇を与えない」「聞いてた話と違うので辞めるといったら北海道からの旅費を請求された」といった会社もあります。

こんな話を取材していきました。どんな形になるでしょうか!

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