偽装から青年を守れ
愛知県での偽装請負問題を取り上げてきた愛労連に7日、NHKの取材がありました。放映予定は11月8日(水)夕方6時10分からの「ほっとイブニング」(たぶん東海地方)です。
愛労連への労働相談では02年に2割ほどあった50代の相談は減り、この一年では20代、30代からの相談が5割を超えています。また正規社員と非正規社員の割合が6:4から4:6に逆転。なかでも、派遣・請負労働者からの相談は昨年まで6%程度だったものが今年は20%に急増しています。ちなみに相談件数の合計も昨年の4割増しです。労働者全体の約1/3が非正規雇用と言われていますから、いかに非正規に問題が多いかわかります。
インタビューでは相談者からの訴えを紹介したり、最近北海道からきて請負で働く青年が多く、トラブルにあっていることなどを説明しました。北海道では「愛知にいくと30万、35万円も稼げる」いう広告で青年を集めています。確かに2交代、一日12時間働けば不可能ではありませんが、体が持ちません。そこでケガをしたり休んだりすると、とたんに落とし穴にはまります。
トヨタからの下請け単価3割引き下げのなか、豊田市内の小規模事業者の9割が赤字転落しており、まともな賃金では雇えなくなっています。そこに労災保険にも入らない格安の派遣会社が入り込んでいます。零細業者だけでなくTSKのようなトヨタ直系列の企業でもそういう派遣会社をつかっています。
そのなかには「契約書のコピーは渡さないことになっている」「有給休暇を与えない」「聞いてた話と違うので辞めるといったら北海道からの旅費を請求された」といった会社もあります。
こんな話を取材していきました。どんな形になるでしょうか!
| 固定リンク
コメント