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2006年12月26日 (火)

偽装請負業者も悲鳴

トヨタの下請け企業で働くブラジル人労働者が労災保険や社会保険加入で争っている事件です。会社は一昨年、全員を個人請負にしてしまいました。会社は「世の中、こういうもんだ」「わが社だけ法律どおりやれと言われても無理」と居直っています。

会社の言い分はおよそ以下のようです。(会社側が労働委員会に提出した主張書面から)Bmg

組合の立論は十分理解できるところである。しかし組合の主張するようにやろうとすれば会社の経営はなりたたない。同様の業者はわが社と同様の業務形態をとらざるを得ない事態となっていることは明確。「ほとんど均一化している本邦の経済社会において、被申立人(会社)のみに別異の形態をとれと言われても、それは無理と言わざるを得ないのである(一物一価の法則)。

最後の「一物一価の法則」はこういう場面でつかうものかな?と思いますが、一方でトヨタのメチャクチャな下請け単価引き下げのもとで「どの業者もまともなことをやってたらつぶれちゃうよ」と言う悲鳴とも聞こえます。2兆円も儲かってたら、下請けが労災保険に入れるくらいのお金を回したらどうでしょうか。>トヨタさん

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2006年12月24日 (日)

破産・倒産の時は一刻も早く相談を

あべさんの効果か労働相談の数が激増しています。昨年一年間で500件台だったものが今年11月は1ヶ月で100件。12月は20日までで120件を超えました。その2割がHPからのものです。

さて年の瀬になると破産・倒産の相談が増えてきます。破産・倒産がわかった時は一刻も早く相談することが必要です。賃金や退職金などは一般の債権よりは優先されますが、破産が受理されてからでは回収率はかなり下がってしまいます。そのため、破産管財人より先に確保してしまうことが必要です。先日も破産しそうな会社から3人の方が相談にきました。相談センターではただちに賃金や退職金の確保のため「差し押さえ」の手続きに入りました。

建設業の場合には末端のダンプや大工などの職人さんは「下請け」の形態をとっていますが、この場合も「労賃」と見なされれば優先的に確保することができます。労働相談センターにはあべ所長のほか専門知識をもった担当者がいて労働者の利益を最優先に対応しています。

「さしじん」家具や半田の「鍛冶新鉄工」の倒産ではあべさんが解決のため奔走しました。

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2006年12月21日 (木)

トヨタ系のディーラーで

数年前の話ですが、名古屋市内のトヨタ系ディーラーで整備士をやっている青年からの相談。

高校を卒業して4月、会社にいくと渡されたのは「契約社員」の書類。青年はよくわからないけど、ここでやめるわけにはいかないので「最初だけかな」と思って印を押しました。ところが何年たっても「契約」のまま。青年が「いつまで契約社員なのか」と聞くと会社は「君は永久契約社員」。青年が「正社員にしてほしい」というと「文句を言うやつはクビ」と解雇されました。

これを聞いたあべさんは「トヨタともあろうものが高校生をだますとは何事」とディーラーに抗議。会社は当初「整備士を契約社員にするのは社の方針」としていましたが、交渉の結果「和解」にまでもって行きました。

ディーラーはトヨタの資本系列ではありませんが、事前にトヨタから国交省の自動車整備士試験問題を教えてもらえるほどの関係です。(自動車整備士試験漏洩事件)

この後、ディーラーは愛労連の要請に対し、「今後整備士は全員正社員とすることになりました」と回答。トヨタにどうどうとモノが言えるあべさんです。

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2006年12月15日 (金)

ワーキングプア

NHKのワーキングプアⅡ(12月10日)はたいへんな反響でした。70才になっても働き続けなければならない高齢者の姿は、今の非正規雇用で働く青年の将来の姿を映し出していました。

そんな派遣・偽装請負が愛知県の西三河地方に集中しています。先日、派遣・請負の寮・借り上げアパートを見てきました。国道1号線沿いの田んぼのなかにある借り上げアパートの駐車場には室蘭ナンバー、宮城ナンバーなど東北、北海道からきた青年の車がずらり。一目で「地元の人ではない」とわかります。

派遣会社の寮にも行ってきました。7~8階建ての新築寮の横に管理棟があり、3人ほどの人影がありました。普通の社員寮なら管理人が一人いる程度ですので、ここが派遣会社の営業所も兼ねているのでしょうか。それにしてもこれだけの寮で何人もの社員を雇えると言うことは、それだけピンハネができるということです。これって戦後禁止された「人いれ稼業」そのものです。

労働相談センターはいま大忙し。11月は100件、12月は昨日までで70件です。あべ所長が知事選予定候補になったため、全国一般から応援に入ってもらっています。

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2006年12月13日 (水)

トヨタにものいうあべさんが知事候補に

わが労働相談センターのあべ精六所長が来年2月の愛知県知事選挙に予定候補者として推薦・決定されました。

あべさんと言えばトヨタの宿敵。27年前にトヨタ総行動を始めた方。その後もトヨタ系ディーラーの自動車整備士の「永久」契約社員問題を改善させたり、最近ではトヨタ系列での偽装請負問題にもとりくんでいます。

倒産した「さしじん」や「鍛冶新鉄工」などの労働者救済、外国人労働者の相談にも熱心に取り組み、多くの方から感謝されてきました。いまワーキングプアが社会問題になっていますが、弱い立場の労働者の心強い味方です。

愛知県はトヨタが2兆円利益をあげてる一方で地元中小企業は7割が赤字。トヨタの利益の源は下請け単価の引き下げと請負など超低賃金労働者、そしてトヨタに奉仕する県政にあります。現在3人が立候補予定ですが、トヨタをトップに財界支援をうけるK氏やトヨタ労組が圧倒的な影響をもつ連合に「ものが言えない」I氏では、中小企業や下請け労働者はさらに厳しくなるばかりです。そんな中で「あべさんこそ」と期待されています。

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2006年12月 7日 (木)

ベトナム研修生

Zen031111月から全労連が労働相談の大宣伝を行っています。愛知県内の名鉄電車にも広告が貼られ、電話での相談が増えています。一日に10件もの相談があることも。事務所にも毎日相談者がきています。

先日はベトナムからの研修生の相談。研修生は一年間最低賃金法(最賃)が適用されず、二年目からは最賃を守らなければなりません。最近この取締が厳しくなってきました。そのため会社は2年目になったこの青年をクビにし住むところを追い出されました。青年はベトナムを出るときにブローカーに120万円の借金をさせられており、帰ることもできません。

Vetonamu9月にトヨタ系の事業協同組合がベトナム研修生の違法雇用で摘発されました。ここでは二年目以後も一時間450円で働かせていました。さらに法律違反の強制貯金をさせていました。“逃亡”を防ぐ目的と言われています。現代版奴隷労働 です。

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