偽装請負業者も悲鳴
トヨタの下請け企業で働くブラジル人労働者が労災保険や社会保険加入で争っている事件です。会社は一昨年、全員を個人請負にしてしまいました。会社は「世の中、こういうもんだ」「わが社だけ法律どおりやれと言われても無理」と居直っています。
会社の言い分はおよそ以下のようです。(会社側が労働委員会に提出した主張書面から)
組合の立論は十分理解できるところである。しかし組合の主張するようにやろうとすれば会社の経営はなりたたない。同様の業者はわが社と同様の業務形態をとらざるを得ない事態となっていることは明確。「ほとんど均一化している本邦の経済社会において、被申立人(会社)のみに別異の形態をとれと言われても、それは無理と言わざるを得ないのである(一物一価の法則)。
最後の「一物一価の法則」はこういう場面でつかうものかな?と思いますが、一方でトヨタのメチャクチャな下請け単価引き下げのもとで「どの業者もまともなことをやってたらつぶれちゃうよ」と言う悲鳴とも聞こえます。2兆円も儲かってたら、下請けが労災保険に入れるくらいのお金を回したらどうでしょうか。>トヨタさん
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