残業代一時間850円!
先日青年から「残業代が一時間850円しかついてないんですよ」という電話。聞けば月に90時間も残業があり、それで割り算すると850円に。1.25の割増率で逆算すると時給680円。愛知県の最低賃金694円以下になる。どう計算しても不払い残業だ。監督署に申告すれば間違いなくとれるはずだ。
上司にいったら「しかたがない」「自分で社長に言え」ととりあってもらえない。もう少し話をきくと、従業員は30人くらい。会社は「会社が受け取っている給料がこれだけしかない」と言っている。でも派遣社員ではないというから、たぶん下請け代金の請負料のことだろう。
それでも法律違反は違反なので、社長には自覚してもらわなければ。問題は方法だ。青年は「90時間の残業代含めてやっと生活できる賃金だし、この会社をやめたくはない」という。社長に法律を守ってもらえるように話すためには従業員みんなが法律を知ることが必要だ。大元の下請け代金をまともな金額にさせるためにはもっと大きな運動が必要だし、企業の力をつける必要がある。そのためには労働者の団結が欠かせない。
青年には組合に入って法律や団結の仕方を学ぼうと、組合への加入をすすめた。
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