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2007年5月22日 (火)

外国人研修生

5月19日に名古屋のベトナム人研修生裁判報告集会がありました。そこで明らかになった実態は・・・・

 トヨタの下請け22社が協同組合(豊田技術交流事業協同組合)をつくり研修生を受け入れています。昨夏には研修生を1年が経過した後も時給300円で働かせており、労基署から指導を受けています。逃亡防止のためにパスポートを取り上げ、強制貯金をさせていたことが社会問題になりましたが、それは今でも続いています。

今回の裁判ではこれだけでなく、仕事中にトイレに行ったら1分15円の賃金カット、寮の部屋に勝手に入ってのセクハラ、平気で差別暴言を繰り返すことなどの人権侵害を訴えています。

それでも、文句を言って強制送還されれば、多額の保証金や紹介料で国の家族が路頭に迷うことになり、払えるまでは我慢を強いられるのが現状です。

我慢して1年間の研修を終えたところで、実習生になっても、やっと最低賃金が払われる程度です。まさに安上がりの労働者です。そしてこれが日本の労働者をさらなるワーキングプアに引きずりこんでいます。

儲けるのはこの仕組みを利用しているブローカーや政府の外郭団体です。元総評の幹部や官僚の天下り先になっています。

さらに問題はこれら時給300円の研修生がトヨタの2兆円利益を支えているという事実です。ここまで下請け企業を追い込んでいるトヨタの存在をぬきにこの問題は解決しません。

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2007年5月10日 (木)

ベトナム人研修生

先日、神奈川労連から愛知で働くベトナム人研修生のことで連絡がありました。

愛知では昨年トヨタ系の下請け部品メーカーでつくる協同組合がベトナム人研修生を最賃以下で働かせていたことが発覚し、労基署から指導を受けています。今回の相談でもまだ強制貯金やパスポートの取り上げが行われているようです。

昨年千葉でおこった殺人事件でも明らかになったように、研修とは全くのインチキで単純労働で、移動の自由もない奴隷労働がその実態です。それでも逃げ出せないのは、国でばく大な借金を背負わされ、「問題を起こしたら強制帰国」させるという誓約書をかかされているためです。

本日(10日)のNHKニュースで厚生労働省が「研修生にも労働基準法などを適用して労働者として保護するよう制度の見直しが必要だとする提言をまとめることにな」ったと報道されました。制度そのものに重大な欠陥があることが、いよいよ放置できなくなったのだと思います。

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2007年5月 4日 (金)

うつ病は早期発見

5月病のシーズンになりました。仕事、環境の変化から精神的に調子をくずす方も多くなります。あまりの加重労働、ストレスで体が拒否しているのに、無理して仕事に行こうと思うあまり、心と体のバランスをくずして「うつ病」になる方も少なくありません。

労働相談でも「うつ病」になった方からの相談が少なくありません。うつ病になった方の場合は解決のための交渉がさらにストレスになる場合もありますので、対応は慎重にならざるを得ません。本当はうつ病を完治してからの方が安心なのですが、そこが判断の迷うところ。ドクターの判断を聞きながらということにしかなりません。

私の経験ではうつ病は「早期発見」が一番です。私があった方ではほとんどの方が一日数時間しか眠れていません。それが一日や二日ではなく、何日も続いているのです。それでも本人は「うつ病とは思っていない」「最近不眠気味だなあ」ということがしばしばです。

「歯が痛い」、「熱がある」、「けがをした」というと簡単に病院や薬局にいくのに、「精神的」なものだと「こころの持ちよう」と病気では無いように思いがちです。私も最初はそうでした。でも精神科の先生の次の言葉で変に納得してしまいました。「野球の選手のスランプは薬が効きません。しかしうつ病のひとに『抗うつ剤』を使うと効果があります。」

理由はなんであれ、不眠は「うつ病」のもと。人生を大きく左右しかねない「病気」です。早めの発見、治療をおすすめします。(愛)

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