うつ病は早期発見
5月病のシーズンになりました。仕事、環境の変化から精神的に調子をくずす方も多くなります。あまりの加重労働、ストレスで体が拒否しているのに、無理して仕事に行こうと思うあまり、心と体のバランスをくずして「うつ病」になる方も少なくありません。
労働相談でも「うつ病」になった方からの相談が少なくありません。うつ病になった方の場合は解決のための交渉がさらにストレスになる場合もありますので、対応は慎重にならざるを得ません。本当はうつ病を完治してからの方が安心なのですが、そこが判断の迷うところ。ドクターの判断を聞きながらということにしかなりません。
私の経験ではうつ病は「早期発見」が一番です。私があった方ではほとんどの方が一日数時間しか眠れていません。それが一日や二日ではなく、何日も続いているのです。それでも本人は「うつ病とは思っていない」「最近不眠気味だなあ」ということがしばしばです。
「歯が痛い」、「熱がある」、「けがをした」というと簡単に病院や薬局にいくのに、「精神的」なものだと「こころの持ちよう」と病気では無いように思いがちです。私も最初はそうでした。でも精神科の先生の次の言葉で変に納得してしまいました。「野球の選手のスランプは薬が効きません。しかしうつ病のひとに『抗うつ剤』を使うと効果があります。」
理由はなんであれ、不眠は「うつ病」のもと。人生を大きく左右しかねない「病気」です。早めの発見、治療をおすすめします。(愛)
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