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2008年3月27日 (木)

地上げで全員解雇

  先日、地価公示価格が公開されました。名古屋ではトヨタビル(ミッドランドスクウェア)のある名駅を中心に地価が上昇しました。財界の要求に応じて名古屋市は栄・広小路地区でも再開発をすすめています。

 旧東海銀行本店の跡地に高層ビルを建てる計画があります。この周辺では地上げ屋が土地を買い上げています。このは「長者町」と呼ばれる繊維問屋が並ぶ地域ですが、ひとつ二つと店が買い上げられています。Money

その一つ、従業員約80人を全員解雇するということで相談がきました。会計士をつかって一方的に閉鎖を通告。会社は店を更地にして土地を高く売ろうとしていると思われます。

 クビを告げられた社員はハローワークにゆきますが、年齢もあってまともな仕事は見つかりません。右往左往して、労働相談にたどり着きました。組合をつくって交渉するしかないことを話しました。

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2008年3月19日 (水)

権利手帳

080318 18日、愛知県体育館で行われた名城大学の卒業式にあわせて組織拡大の宣伝を行いました。卒業生や家族に「ご卒業おめでとうございます」と権利手帳を配布。「会社に入るまえに一度お読みください」「困った時にはフリーダイヤルに相談ください」と呼びかけました。

新聞でこのことを知ったかたから早速電話があり、「うちの子どもにも見せたいので」といことで送りました。

同じところで化粧品のチラシ配布をしていたバイトの子やライブの宣伝をしていた若者にも権利手帳を渡しました。Photo_2

権利手帳を希望される方は連絡ください。

またメールで希望の方にはpdfファイルで送ります

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2008年3月12日 (水)

派遣の相談も

Photo_2  東京の派遣会社からトヨタに派遣されている技術者の派遣社員。

「派遣会社が管理する寮に入っていますが、『寮の点検』といって個々の部屋に勝手に入るのをやめてほしい」という相談です。点検の目的とか詳しいことは聞かされてないようですが、寮と言えども目的も示さずに、勝手に各室に無断で入るのはいけません。

社員だったらありえない話ではないでしょうか。派遣社員というだけでこんなことも言われるのかと思います。

厚労省が「日雇い派遣」の新しい指針を発表しました。しかし日雇い派遣にも労働諸法が適用されることを書いてあるだけで、派遣先への強制力はありません。誰がそれを守らせるのかが問題です。

全労連が日雇い派遣むけのリーフを作成しました。14日には全国一斉ホットラインを行いますが、TVでも紹介予定です。

フリーダイヤルは全国共通で近くの県労連につながります。

0120-378-060

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2008年3月 7日 (金)

新日鐵がまた爆発

0307_2 新日鐵名古屋工場でまたしても大爆発があった(写真は中日3/7)

 愛知県東海市の名古屋工場では5年前にも大爆発がありました。またしても被災したのは下請け企業の労働者です。「100万坪」と言われる広い敷地の中には関連企業がいっぱい。敷地内道路には信号があるほどです。好調トヨタのボディ鉄板をつくる新日鐵名古屋工場ではフル稼働の状況が続いています。しかし儲けているのは新日鐵だけ。関連企業の施設は見るからにオンボロ工場です。前の事故の時にも「あちこちでガスの臭いがする」と言われていました。

 ある関連会社の労働組合役員と話をしたときです。「こんなに厳しい状況では一度ストライキくらいやりませんかね」と言うと「一度ある関連会社でストがあった。ところが翌日には会社の看板が変わっていた。」と言います。労働組合が弾圧されたのではなく、会社丸ごとつぶされてしまったそうです。

 トヨタの利益には貢献しても、安全のために使う金はない新日鐵の経営姿勢が生んだ事故です。

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2008年3月 5日 (水)

ぎっくり腰は労災

Eisei01_2会社の引っ越しでぎっくり腰になったが会社からヘルニアは労災にならないと言われた」という相談。

労災の相談で多いのが腰痛です。腰痛は日常生活でもなることがあるので、労災との区別が難しいのは事実です。仕事で腰を痛めて、我慢しているうちに我慢をしきれなくなってという人が多いのですが、労基署もいろいろ言ってきて労災の認定をしたがりません。

これに比べてぎっくり腰はわりと簡単に労災の認定を受けることができます。時と場所、作業の内容を特定させれば労災と認められます。もし、以前に腰痛で通院などの経過がある場合にも、今回のぎっくり腰を起こす前は、「完治しており、日常の仕事に全く差し支えなかった」ことを明らかにして、今回の腰痛がぎっくり腰によるものだということを主張しましょう。

腰痛は我慢していても難の得にもなりません。自分の健康保険で治療しながら仕事を続け、その結果悪化してヘルニアや「すべり症」などの診断を受けてしまうと逆に労災を受けられなくなってしまうことが多いのが実情です。

「ぎっくり腰はまず労災」これが大事です。

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