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2008年9月30日 (火)

名ばかり行政に批判集中

Photo_7 厚労省が9月9日に出した「多店舗展開する小売業、飲食業等の店舗における管理監督者の範囲の適正化について」通達に批判が集中している。(毎日9/30)

厚労省は今年4月、権限や待遇もないのに管理職とみなされ、残業代が支給されないなど問題になっている「名ばかり管理職」の問題で、企業に対して適切な監督指導を行うよう求める通達を出した。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/09/h0909-2.html

今回の通達は、管理監督者かどうか「総合的に判断することとなるが、今般、店舗の店長等の管理監督者性の判断に当たっての特徴的な要素について、店舗における実態を踏まえ、最近の裁判例も参考として、下記のとおり整理した」として「時間額換算した場合に最低賃金に満たない」などと「管理監督者性を否定する要素に係るもの」だけを列挙したという。Photo_6

その結果、逆に「これさえ満たせば管理職」と残業代不払いの口実にされている。日弁連は「原則と例外を逆転させた重大な誤り」と批判している。4月1日の通達にわざわざ、このような事例をつけた厚労省の意図は見え見えで「名ばかり行政」のそしりは免れない。

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2008年9月26日 (金)

まずは相談を

今日も相談センターには面談者が続いています。9月までで相談件数が1200件をこえ、昨年の4割増となっています。

反貧困の運動で生活保護や難病の相談を受けている市民団体の方からお話をきく機会がありましたが、それぞれの相談が生活問題、労働問題と密接に結びついているといいます。

保護の申請にいくと「働きなさい」と言われる。派遣の仕事にいくといじめられて精神的なダメージを受ける。病院に担ぎ込まれても保険証がない・・・

難病を隠して仕事についても、体がついていかずクビになってしまう。Photo

いまそれぞれの相談がネットワークをつくってきています。どうしていいかわからない時には、まず相談してみましょう。

法律に関する相談は法テラス(050-3383-5460)(無料)

生活保護の相談は東海生活保護利用支援ネットワーク Tel 052-911-9290(火、木の13:00~16:00)(無料)

多重債務の相談は栄法律相談センター052-252-0044(予約受付)※初回無料

労働相談は全労連の各県労働相談センター 0120-378-060(無料)

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2008年9月17日 (水)

スギヤマ薬品過労死裁判勝訴

スギヤマ薬品の過労死裁判が名古屋地裁に続き、本日名古屋高裁で勝訴した。

杉山貴紀さんは豊田市にある店で薬剤師として勤務。2001年6月に不整脈で亡くなったが24才の若さだった。04年10月に豊田労基署で過労死と認められたが、亡くなる前一ヶ月間の残業時間は130時間を超えていた。

ご両親は会社に対して慰謝料を求めていたが、スギヤマ薬品が誠実に対応しないため訴訟。会社は高裁でも全く不誠実な答弁を繰り返したが、裁判所はこれを認めず、逆に一審を上回る慰謝料の賠償を命令した。

この事件は愛知の争議団、健康センター、過労死家族の会などが支援してきた。会社が上告しても勝てる見込みはなく、事実上の完全勝訴となった。

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2008年9月12日 (金)

突然の閉店、解雇で

ペットフードのお店が突然閉店され、全員解雇を告げられた事件。労基署の協力も得て解決にむかっています。

このお店は関東の営業社員も含めて20名足らず。退職金規程もありません。有給休暇もとったことがありません。この分の買い取りを要求。不払い残業もたくさんありました。

有休の買い取りは法的に強制力を持ちませんが、退職時に余った有休を買い取ることは「違法ではありません」。今回はいきなりの解雇で消化する機会もありませんでしたので、買い取りを求めました。

賃金の立て替え払い制度の算定にも不払い残業代を含めることができました。労基署にも詳しい説明をおこない、よく理解してもらえました。そのまま放り出されたら1円ももらえないところでした。

いきなり倒産、解雇されたときには、あわてると思います。また自分が働いてきた会社に強い要求をすることにためらう方もいます。相談者の中には、何ヶ月も給料が遅配であったり、もらっていない人もいます。しかし法律で認められた権利です。家族のためにも必要なことは堂々と要求しましょう。まずは電話してみましょう。

全国どこからでもフリーダイヤル0120-378-060

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