日総工産のデタラメ労務管理
本日、労働会館で派遣切り交流会が開催された(革新愛知主催)。派遣村実行委員会や中村区のおにぎりの会などの支援団体や派遣切りされた青年など50名が参加した。その中に派遣会社を解雇された正社員や有期雇用の青年も参加した。
製造業への派遣では全国2位の日総工産の青年たち30名が解雇撤回を求めて労働組合(愛労連ローカルユニオン日総工産労働組合)をつくった。その青年が派遣会社のデタラメな労務管理を報告した。
30人のうち約半分が準社員やパートなど有期雇用で、中には派遣社員でありながら、仕事内容をよく知っているということから労務管理を任されていたものもいる。3年から11年の勤続で「もうすぐ正社員にする」と言われていた人もいきなり「更新しない」と言われた。正社員もろくな説明もなしに「希望退職に応じなければ整理解雇」と言われた。
残業代の未払いはすさまじい。担当者は一人で3~4社、50人くらいの派遣社員を担当。3~4社と言っても半導体工場などは24時間365日稼働している。派遣社員の病気や欠勤、寮でのトラブル,職場のトラブルなど全て対応しなければならない。会社から渡されたケイタイは「24時間、いついかなる時もでなければならない」。ここでは電話があったら30分以内に現場に駆けつけることになっている人もいる。
トヨタの連続2交代は深夜2時頃に終わる。寮に帰って電灯がつかないと言って連絡。その夜に行かなかったら、翌日会社の方にクレームが入った。晩酌も旅行もできない。17人の不払い残業は合計で5億円弱になる。
これまで6回の団交を行った。会社はこの事実を追求され、当初話し合いに応じるところまで追い込んだが、途中から弁護士にかわり「要求には一切応じない」と態度を一転。組合は先日、新横浜の本社にまで行って宣伝と要請を行ったが、会社は一切話し合いに応じない。
組合員は「派遣切りされた労働者からは『おまえ達が切った』言われるが、派遣会社の実態を明らかにすることで、派遣切りされた労働者と連帯したい」と話している。
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コメント
そもそも、この企業は人を見る目が無い。労務管理と言っても24時間労働している訳ではないし、8時間労働でも内容の濃い時間はせいぜい、2~3時間程度。請求業務やスタッフの給料計算以外、
楽な時は楽だし、お互い様だと思う。
人を管理する業務は人材派遣会社だけでは無い…これが日本の企業の実態だ!
投稿: | 2009年8月 4日 (火) 12時21分
くそ。死んでほしい。金沢営業所のやつら。
投稿: あ | 2021年10月 6日 (水) 10時28分