8月のメール相談は57件
愛労連労働相談センターでは5人の相談員が交代で相談を受け付けています。受付時間は平日の9時半から午後4時半まで。相談員はボランティアで一日おきに来ていただいています。今年に入ってからは毎月200件をこす相談で、相談員が悲鳴をあげるほどになってきました。
電話相談の結果、解雇や不払い事件など実際に会社との交渉を行う方については事務局まできていただいています。毎日数件の相談者が面談に来ています。面談は時間の予約をお願いしています。メールでの相談は月50件程度あり、法律や制度などの質問に答えています。具体的に解決する場合は電話や面談をしてもらっています。
8月は57件のメール相談がありました。このうち9件が賃金の不払い、8件が残業代の不払いでした。昨年までは仕事の忙しさと人手不足で長時間残業とサービス残業が多くありましたが、今月の相談を見ると明らかに「不況型」です。
会社の経営が厳しく、2ヶ月以上遅配や不払いが続いていたり、働いたのにまったく払ってくれないという相談が少なくありません。残業代についても「払えないと言われた」という相談が多くなっています。銀行が借り換えをしてくれるというので、金をまとめて持っていったら、そっくり取られただけで新しい融資はしてもらえなかったために給料が払えないという「貸しはがし」もありました。
労働組合をつくりたいという相談もあります。こういう経済状況ですから、労働組合をつくって、きちんと会社との話し合いができる組合が必要になっています。中小下請企業の経営者を激励し、大企業の下請イジメをやめさせるのも労働運動の役割です。
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