労働局と懇談
労働相談センターは先日、愛知労働局と懇談をおこないました。伊豆原相談センター所長はじめ相談員など5名が参加。労働局からは監督、安定、総務などの各担当者が出席。
労働相談センターからは昨年の労働相談が2100件を超したこと、有給休暇を認めない、就業規則を見せないなどの悪質な使用者が多いなどの事例を紹介しました。またハローワークでの募集内容と実態が全く違う例も少なくありません。
「会社が就業規則を見せてくれない」と言うだけでは労基署に届けてある書類は見せてくれません。労基署から会社に連絡して、それでも見せないことが確認できないと見せないことになっています。
労基署にとっても難しいのは労基署に行ったことで、労働者が不利になる場合です。懇談ではそういう場合にどうするか、率直な話し合いがもたれました。こういう場合にはすぐに指導・是正はできなくても労基署としては労働者の保護の立場で、いろんな方法をとって権利が守られていくようにしていくことが話されました。
センターでは今後も労働局との懇談を続け、具体的な事例を紹介して協力を求めていくことにしています。
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