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2013年11月14日 (木)

契約社員は全員5年でクビ?JBグループ

労働契約法の「改正」以後こんな相談が増えています。0115

JBグループで5年以上契約社員として働いてきたのに「法改正に伴い会社に勤める全契約社員の契約を最大20183月末で打ち切ると雇用契約書に明記されました。」

 今回の労働契約法は

有期労働契約で働く人の約3割が、通算5年を超えて有期労働契約を反復更新している実態にあり、その下で生じる雇止めの不安の解消が課題となっています。また、有期労働契約であることを理由として不合理な労働条件が定められることのないようにしていく必要もあります。労働契約法の改正は、こうした問題に対処し、働く人が安心して働き続けることができる社会を実現するためのものです。」

 という目的で改正されました。

 しかし実際にはこの会社のように悪用できるように抜け穴がつくられ、原則的に全員を雇い止めにし会社に都合のいい人ばかりを残すことができる法律にしてしまいました。

 先日のNHKでは私立高校で半分近くを占める非常勤講師が同様の契約に切り替えられ、大きな問題になっていました。

 労働者からの問合せに会社は「現実には、雇用の臨時性・常用性、更新の通算期間、契約期間管理の状況等を総合的に勘案して個別事案毎に判断される」と回答しています。 現場の大半を契約社員が占めている場合、全員を一斉に雇いどめにはできないのでこう言っているのでしょう。

 JBグループには10年、20年と働いてきた契約社員も多数います。これまで10年も契約を繰り返した場合、最高裁では「期限の定めのない契約とみなされ」、「期待権」を認めてきました。5年間のあいだに使用者との問題が発生することも考えられ、その際に使用者が一方的に更新拒否をすることも現実には考えられます。やはりこれは「雇用の安定」という立法趣旨に反するものです。

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