2008年6月 7日 (土)

イタリア村

Image00012 先月破産したイタリア村で解雇されたイタリア人たちを励ますつどいが名古屋港の全港湾会館で開催されました。つどいには全港湾、港地区労など労働組合の仲間や新聞で知った市民など100人が参加しました。

イタリア村の解雇は20人ほどの外国人を含む300人もの大量解雇で、愛知県内でもこの10年間に一件あったかないかという大規模なものです。またこの事業は名古屋市・愛知県が主たる責任をもち、民間企業を使ったPFI事業として行われたもので、その責任は免れません。

全港湾名古屋支部の田中委員長によれば一番の問題は(株)イタリア村が悪質な業者だということです。親会社のセラヴィリゾートは三重県とセントレアを結ぶ海上交通でも無責任な撤退で問題になっています。PFIでイタリア村の業者選定で1社しか応募がなかったのに、万博開催に間に合わせるためにこの業者を選んだようです。イタリア村から献金をもらっていた直江県議(自民)ほか、公明、民主の議員の責任が重大です。

つどいではイタリア人のほかルーマニア、ポーランドの3カ国の組合員が参加。イタリア人シェフのつくったパスタやワインを楽しみながら、イタリア音楽でとても盛り上がりました。「video0001.3gp」をダウンロード

港の仲間も「港はひとつ」の合唱でこれにこたえました。

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2007年5月22日 (火)

外国人研修生

5月19日に名古屋のベトナム人研修生裁判報告集会がありました。そこで明らかになった実態は・・・・

 トヨタの下請け22社が協同組合(豊田技術交流事業協同組合)をつくり研修生を受け入れています。昨夏には研修生を1年が経過した後も時給300円で働かせており、労基署から指導を受けています。逃亡防止のためにパスポートを取り上げ、強制貯金をさせていたことが社会問題になりましたが、それは今でも続いています。

今回の裁判ではこれだけでなく、仕事中にトイレに行ったら1分15円の賃金カット、寮の部屋に勝手に入ってのセクハラ、平気で差別暴言を繰り返すことなどの人権侵害を訴えています。

それでも、文句を言って強制送還されれば、多額の保証金や紹介料で国の家族が路頭に迷うことになり、払えるまでは我慢を強いられるのが現状です。

我慢して1年間の研修を終えたところで、実習生になっても、やっと最低賃金が払われる程度です。まさに安上がりの労働者です。そしてこれが日本の労働者をさらなるワーキングプアに引きずりこんでいます。

儲けるのはこの仕組みを利用しているブローカーや政府の外郭団体です。元総評の幹部や官僚の天下り先になっています。

さらに問題はこれら時給300円の研修生がトヨタの2兆円利益を支えているという事実です。ここまで下請け企業を追い込んでいるトヨタの存在をぬきにこの問題は解決しません。

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2007年5月10日 (木)

ベトナム人研修生

先日、神奈川労連から愛知で働くベトナム人研修生のことで連絡がありました。

愛知では昨年トヨタ系の下請け部品メーカーでつくる協同組合がベトナム人研修生を最賃以下で働かせていたことが発覚し、労基署から指導を受けています。今回の相談でもまだ強制貯金やパスポートの取り上げが行われているようです。

昨年千葉でおこった殺人事件でも明らかになったように、研修とは全くのインチキで単純労働で、移動の自由もない奴隷労働がその実態です。それでも逃げ出せないのは、国でばく大な借金を背負わされ、「問題を起こしたら強制帰国」させるという誓約書をかかされているためです。

本日(10日)のNHKニュースで厚生労働省が「研修生にも労働基準法などを適用して労働者として保護するよう制度の見直しが必要だとする提言をまとめることにな」ったと報道されました。制度そのものに重大な欠陥があることが、いよいよ放置できなくなったのだと思います。

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2007年2月14日 (水)

トヨタ総行動に1600人

  Photo2月12日(月・祝)に第28回トヨタ総行動が豊田市と県内各地で開催されました。豊田市内での決起集会に先立ち、名古屋駅前のミッドランドスクエア、トヨタ本社、豊田市駅、刈谷駅などで1万5千以上のチラシ、ティッシュが配布されました。集会には全国から1600名が参加、トヨタ本社にむけてデモ行進をおこないました。Photo_5 集会では東京大気公害裁判の患者さんら100名や偽装雇用でたたかう青年のなかま、トヨタで過労死裁判をたたかう内野博子さんなどから訴えがありました。

集会を前後してトヨタ自動車とデンソーなど関連会社に要請を行いました。

トヨタ自動車には下記の要請書を提出しました。(※受け取りは拒否されましたが置いてきました)

(1)正社員だけでなくすべての労働者が8時間労働でまともなくらしができるよう積極的な賃金の底上げをおこなうこと。

(2)ホワイトカラーイグゼンプションの法案化に反対しサービス残業を一掃すること。36協定の特別条項を廃止して長時間・過密労働をやめること。

(3)過労死・過労自殺のない職場つくりに努め、内野過労死裁判の解決に努力すること。

(4)「均等待遇」を守り、期間従業員等の労働条件・福利厚生を改善すること。

(5) 二次・三次の関連・下請企業への単価引き下げの押しつけをやめ、ばく大なもうけを地域社会と関連企業に還元すること。

(6) 関連企業に偽装請負・偽装雇用を一掃するよう指導すること。正社員の雇用を大幅に増やし雇用の安定に努めること。

(7)大気汚染公害の患者に謝罪し、正当な補償をおこない、早期に全面解決を図るためリーダーシップを発揮すること。Photo_4

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2007年2月 2日 (金)

トヨタ総行動

Toyotakogai2_1 「トヨタは道路公害患者に謝罪せよ」と公害患者団体がトヨタ東京本社前で座り込みました。(赤旗2/2)

12日には「トヨタはボロもうけを下請け、派遣、期間工にまわせ」「トヨタは社会的責任をとれ」など日本一の企業トヨタに、大規模な要請行動が取り組まれます。

第28回トヨタ総行動 2007年2月12日(月・祝)

早朝宣伝 7:30~トヨタ本社工場、豊田市駅・刈谷駅前など

名古屋駅ミッドランドスクエア前宣伝 10:00~

07国民春闘トヨタ決起集会 13:00~豊田市山之手公園 終了後トヨタ本社までデモが行われます。

この集会には全労連はじめ全国の労働組合、東京大気裁判原告団など1500人が参加を予定しています。日本財界のトップ企業「トヨタものをいう」全国最大の取り組みです。

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2006年12月13日 (水)

トヨタにものいうあべさんが知事候補に

わが労働相談センターのあべ精六所長が来年2月の愛知県知事選挙に予定候補者として推薦・決定されました。

あべさんと言えばトヨタの宿敵。27年前にトヨタ総行動を始めた方。その後もトヨタ系ディーラーの自動車整備士の「永久」契約社員問題を改善させたり、最近ではトヨタ系列での偽装請負問題にもとりくんでいます。

倒産した「さしじん」や「鍛冶新鉄工」などの労働者救済、外国人労働者の相談にも熱心に取り組み、多くの方から感謝されてきました。いまワーキングプアが社会問題になっていますが、弱い立場の労働者の心強い味方です。

愛知県はトヨタが2兆円利益をあげてる一方で地元中小企業は7割が赤字。トヨタの利益の源は下請け単価の引き下げと請負など超低賃金労働者、そしてトヨタに奉仕する県政にあります。現在3人が立候補予定ですが、トヨタをトップに財界支援をうけるK氏やトヨタ労組が圧倒的な影響をもつ連合に「ものが言えない」I氏では、中小企業や下請け労働者はさらに厳しくなるばかりです。そんな中で「あべさんこそ」と期待されています。

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2006年11月21日 (火)

大企業職場「派遣・請負」の実態を

(追記です)ちょうど同じ26日にNHKスペシャルで「トヨタ自動車 世界一への戦略(仮)」を特集します。その地元でトヨタがなぜ1兆円利益から2兆円に利益を倍増したか、実態を明らかにします。

大企業職場「派遣・請負」の実態を暴く「第23回トヨタシンポジウム」を今週末に開催します。大企業ほど、派遣労働者・請負労働者を大量に「活用」しています。請負労働者は、社会保険や雇用保険加入さえなく、正社員の半分以下の賃金で働かされています。低賃金労働者・不安定雇用労働者の増大が、今日の格差の元凶になっています。
 労働者を「使い捨て」にするトヨタの働かせ方・大企業の責任を追及する第23回トヨタシンポにぜひご参加下さい。

Toyota061126 「第23回トヨタシンポジウム」

日時 11月26日(日)  午前10時~
場所 豊田市内   農村環境改善センター

(住所:豊田市高岡町長根)
公共交通機関は不便です。乗用車で乗り合わせてご参加下さい。最寄りの駅は名鉄三河線「若林」駅からタクシーで10分程度です。

講演「あなたの知らないトヨタ」その後 愛知労働問題研究所 伊藤副所長

報告 ○トヨタの職場から○トヨタと地域○偽装請負・派遣と行政○光洋シーリングテクノ労働者から○県行政とトヨタ

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2006年9月25日 (月)

トヨタ車体精工は確信犯?

本日、愛知労働局に要請に行きました。労働局もトヨタ車体精工(TSK)と大起から積極的に情報収集している模様でした。

私たちの要請の趣旨は偽装請負での労災は発注元(TSK)の責任が大きいこと、告発を理由にした不採用は問題があるという内容です。

これに対し、労働局は「請負が偽装であれば派遣法が適用され、その場合安全衛生の責任は派遣会社だけでなく派遣先(TSK)にもあること。どの程度の責任があるかは実態をみて判断する」ということでした。私たちは作業の指示をTSKが行っており、この間様々な問題で大起に問い合わせても「それはTSKに聞かないと」という返事で、TSKが実質的にすべて握っていたことを説明しました。

紙をめくればTSK

さらには、二人の青年が追い出された大起の「松坂寮」に行ってみると「大起」と書いてあった紙がはがされその下には「TSK松坂寮」の看板。TSKは社員寮をそのまま大起に使わせていました。偽装請負はTSKも承知のうえ。・・・というより最初からTSKに入れることで大起と契約したようです。法令で禁止されている「もっぱら派遣」に近いものです。「もっぱら偽装請負」です。TSKの責任は重大です。

TSKの採用排除は違法

また採用の問題について労働局は「採用は公正に行われなければならず、適正能力に関係のない理由での選考は指導すべき対象であり、事実であれば指導する」と回答。今回2人だけを面接の機会からはずしたことはこれに該当します。JMIUはさっそく関係部署に申告することにしました。

大起はすでに事務所をたたんで、当局も連絡がとりにくい状況。社長の住所はさっぽろです。破産手続きも書類不備、離職表の発行もせずに逃げています。労災の事情聴取もできていない模様です。労働者は休業補償も「立て替え払い」もすすまず困っています。

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2006年9月20日 (水)

トヨタ告発者報復報道

TSK(トヨタ車体精工)の告発者排除について、本日(19日)15時から、愛労連で記者会見を行いました。内容については、先行取材していた朝日(19日朝刊)に全容が報道されています。「トヨタ系労災隠し告発者、採用から除外 直接雇用転換時

今日の記者会見には朝日、毎日、読売、中日、共同の新聞各社と中京TV、東海TV、NHKがきました。

この中でNHKが23:55~のローカルニュースで会見の模様を報道しました。23:00~のラジオ放送でもやったようです。愛労連の名前はでませんでしたがトヨタ車体の企業名は放送されました。取材後も何度か確認の電話があり、企業からの聞き取りも行ったようです。企業名を出したのは私たちの提出した資料と本人の発言に記者が確信をもったからだと思います。一日の終了間際でしたが記者の追求姿勢のたまものだと思います。東海TVは、今後のために使うということで、報道はされませんでした。この両者をみてもトヨタには慎重だということを実感しました。

さて、記者会見が終わったあと、二人に話を聞いたら、「8月末で寮を追い出されたあと友人の家を転々としてきたが、今日寝るところもない」ということです。K君は8月25日に労災の認定は下りていますが休業給付が支給されるまでは一文無しです。住所がなくては仕事探しもままなりません。しかも労災で右手を治療中ですから、仕事探しにも大きな制約があります。食事をしてもらう間にあちこちに電話しましたが、急には見つからず、今日の所は労働会館の管理人室に泊まってもらう事にしました。

労災になったのはTSKの高浜工場でTSKの社員が仕事の指示をしていたときのことです。「派遣会社の問題」といいはるトヨタの対応は許せません。

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2006年9月18日 (月)

偽装請負告発した青年をトヨタ子会社が不利益扱い

偽装請負告発した青年をトヨタ子会社が不利益扱い

<記者会見のご案内>
先日愛労連に21才の青年がきました。
いま社会で大きな問題になっている派遣・請負で働く青年です。
彼はトヨタ車体の100%子会社トヨタ車体精工高浜工場で働いていましたが、労災でケガ。
これがきっかけで偽装請負が発覚しました。
8月に請負会社は破産。全員解雇と同時にトヨタ車体精工で契約社員になりました。
ところが労災を告発した彼と友人だけがこの名簿からはずされました。
彼は学校を卒業し北海道から愛知にきて働いていますが8月末の解雇と同時に寮を追い出されました。
彼はまだ労災の治療中です。治療中の解雇は違法です。
労災は請負(派遣)会社だけでなく、発注元(派遣先)企業にも責任があります。
しかしトヨタ車体精工は「当社には関係ない」とはねつけました。
告発するような労働者はいらないと言うわけです。
公益通報法では派遣の解除が禁止されています。
(偽装)請負だから「関係ない」ということが許されるでしょうか。
青年は勇気をもってこれを社会に告発することにしました。
愛労連はこの問題を愛知労働局に告発し、内閣府にも通報します。
明日、19日(火)、午後3時~愛労連会議室で記者会見を行います。
以前取材にきたTV局がトヨタ問題だとわかった後音沙汰がなくなりました。
愛知ではトヨタ問題が記事になりにくいと言われています。(A新聞の記者が驚いていました)
パロマの問題では多くのマスコミが取材にきましたが、トヨタ問題ではどれだけくるのか。
ここも関心をもってみてください。

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