まだ受け入れ先決定はゼロ
事件発覚から一ヶ月がたちました。研修生達は不正をおこした豊田技術交流事業協同組合があらたな受け入れ先を決めるのを待っています。
いくつか、同じような受け入れ条件で契約の話がでていますが、入管手続きを終えたという情報は一人も入っていません。何人くらい確保できそうかということくらいも全くわかりません。
ここには制度の問題があります。研修生達は不正を起こした事業協同組合を通じてしか、他の受け入れ機関・企業にいくことができません。自分でさがすことも、他の受け入れ機関からのオファーがあっても受ける事はできません。ただ黙って不正をおこした組合の指示を待つしかないのです。余計な要求をしたり、条件に不満を言えば、はずされてしまう心配があります。
また行政は全くこのことにタッチしません。入管に聞いても状況の説明はありません。「うちは来たものを審査するだけ」。労働局も「不法な労働実態があれば指導はする」が不法を言って受け入れ機関をはずされても守ってくれるわけではない。
まさしく無法、無権利、無責任の研修制度です。明日東京のJITCO本部に実情を伝えにいきます。
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