研修生からのメール
先の記事で書いたように、二人の女性が入管で研修変更先が認められなかった日からすでに3週間がたった。ビザが切れる日が近づいてきた。昨日、彼女たちに会ったが心配が日増しに強くなっている。
研修生のなかの男性一人は日本語も上手で、私にメールを送ってくる。
「KUREMATSU さん 今晩は 。先ほど私が電話をして話しますけれども。13人達は愛労連 にお願いをしましたんです。11人の事は良くなると思いますが。ただ、残りは2人が受け先も見つけられなかった。愛労連が助けてから最後まで助けてくださいお願いします。私達の思いはF製造所が良い所です。理由は先に言いました。早めにTさんに伝えて下さい。お願いします。本当にありがとうございます。お休みなさい。」
「局長 こんにちは 。昨日 お目になったのは本当にありがとうございました。このメールも彼女ためです。昨日のように二人の女の子の事をお願いします。残り時間は余りありませんので早めにJITCO に頼んで連休のまでに受け先を探してください。お願いします。時間が伸ばれると二人が帰国しかないです。お願いします。彼女の家族は9人の家族です。今も困るんです。結果があったらご連絡を待ちます。」
彼女は地方の貧しい漁民の出身だ。そのため家を担保にベトナムの送り出し機関への保証金4300ドルと他に仲介料3000ドルを借金してきた。これは年収の数倍になる。彼女がここで帰国させられれば、家族全員の住むところがなくなる。
先の国会で柳沢厚労相は「受け入れ先の企業等が不正行為認定を受けた場合等について、本人に何ら責任のない研修生、実習生につきましては、できる限り当初の計画通り実習ができるようにすることがのぞましい」と答弁した。
いままさに日本という国と企業の責任が問われている。
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