« あと2ヶ月 | トップページ | 長勢法相を罷免せよ »

研修生からのメール

先の記事で書いたように、二人の女性が入管で研修変更先が認められなかった日からすでに3週間がたった。ビザが切れる日が近づいてきた。昨日、彼女たちに会ったが心配が日増しに強くなっている。

研修生のなかの男性一人は日本語も上手で、私にメールを送ってくる。0028

「KUREMATSU さん  今晩は  。先ほど私が電話をして話しますけれども。13人達は愛労連  にお願いをしましたんです。11人の事は良くなると思いますが。ただ、残りは2人が受け先も見つけられなかった。愛労連が助けてから最後まで助けてくださいお願いします。私達の思いはF製造所が良い所です。理由は先に言いました。早めにTさんに伝えて下さい。お願いします。本当にありがとうございます。お休みなさい。」

「局長  こんにちは  。昨日  お目になったのは本当にありがとうございました。このメールも彼女ためです。昨日のように二人の女の子の事をお願いします。残り時間は余りありませんので早めにJITCO に頼んで連休のまでに受け先を探してください。お願いします。時間が伸ばれると二人が帰国しかないです。お願いします。彼女の家族は9人の家族です。今も困るんです。結果があったらご連絡を待ちます。」

彼女は地方の貧しい漁民の出身だ。そのため家を担保にベトナムの送り出し機関への保証金4300ドルと他に仲介料3000ドルを借金してきた。これは年収の数倍になる。彼女がここで帰国させられれば、家族全員の住むところがなくなる。

先の国会で柳沢厚労相は「受け入れ先の企業等が不正行為認定を受けた場合等について、本人に何ら責任のない研修生、実習生につきましては、できる限り当初の計画通り実習ができるようにすることがのぞましい」と答弁した。

いままさに日本という国と企業の責任が問われている。

|

« あと2ヶ月 | トップページ | 長勢法相を罷免せよ »

外国人研修生」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 研修生からのメール:

» 世論に火をつけた、ベトナム人研修生の訴え [中国人研修生]
今年3月末、6人のベトナム人研修生が約7,000万円の賠償を求め提訴したことが様々な議論を呼ぶこととなり、日本政府は研修生制度について見直しを迫られている。 原告のひとり、3年前に日本政府の外国人研修・技能実習制度により日本に渡ったLさん(22才)は、トヨタや日産に自動車部品を供給するTMC社で働くことになった。時には朝8時半から深夜まで働いたが、得られた月給は58,400円、名古屋地方裁判所に提出した訴状によると、給与の半分は強制的に銀行口座に入金され、Lさんらが引き出...... [続きを読む]

受信: 2007年8月 4日 (土) 00時48分

« あと2ヶ月 | トップページ | 長勢法相を罷免せよ »