9月30日に激励・交流会
うれしいお知らせです。
5月に受け入れ企業の不正によって、研修・実習が中断されていたベトナム人研修生たち(約100人)の受け入れ先が全て確保されたという連絡を受けました。ビザの更新手続きにはまだ若干時間がかかるようですが「9月10日までに新たな研修先が見つからなければ帰国させられる」と言われていましたが、これで全員が日本に残ることができます。
まずは支援いただいたみなさんに感謝いたします。緊急アピール、記者会見、お米支援、JITCO本部要請などさまざまなみなさんに協力いただきました。このことが解決までつなぐことができたと思います。
中には愛知県を離れることになった研修生もいます。組合、JITCO、関係機関、そしてマスコミの皆さまにもたくさんのお願い(要求)をさせていただき、骨を折ってもらいました。これも感謝です。
報告をかねて「ベトナム人研修生激励のつどい」を開催します。ぜひご参加ください。
9月30日(日)午後2時から 労働会館東館2Fホール
簡単な菓子、飲み物用意します。(カンパ歓迎)
この事件への関わりをきっかけにしてその後も別の研修生から相談が来るようになりました。ほんとうに多くの問題があります。この制度自体に欠陥があることは誰もが認めています。「研修制度」の見直しも言われています。しかし、仮に一年目から労働基準法を適用したとしても、「帰国させるぞ」との脅しが続く限り「奴隷状態」はなくなりません。「不法行為」を告発した場合に保護する仕組みがないからです。
この間には長勢法相が事業組合からカネをもらっていたことも明らかになりました。外国人研修生を食いものにする団体から入管の責任者がカネを受け取るなど許されることではありません。
またこの背景にはトヨタなど大企業のめちゃくちゃな下請け単価削減があります。最賃違反や人権を無視する不法行為は許せませんが、油まみれになって働く中小企業労働者の実態をみると「そんな(不正をはたらく)会社はつぶしてしまえ」とは言えません。そこで働く労働者と家族のくらしがあるからです。
愛労連はこれからも外国人研修生の支援を続けます。
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