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2007年10月

間に日本のブローカー

今回の事件ではまず愛知県内にベトナムの送り出し機関Qが事務所を開いており、直接企業への売り込みをしていることがわかった。愛知県内には1500~600名のベトナム人研修生・実習生がいるが、この会社のシェアはかなり大きいこともわかった。研修生達はベトナム出国前日にある契約書にサインをさせられたという。そこに残業代やパスポート、強制貯金のことも書いてあるようだ。従っておなじやり方で受け入れている企業の多くに同様の問題がある可能性が大きい。

先日帰国した研修生達は日本に来る前に保証金(1万USドル)の他に3ヶ月の日本語研修と旅費として2500ドルを払わされた(借金)。さらに帰国後も給料2ヶ月分を払うことになっていると言っていた。ところが日本企業も旅費として20万円を払わされたと言っている。二重取りだ。Fistslam

さらにこの送り出し機関と日本企業との間には日本側受け入れ機関とは別のブローカーが介在していることもわかった。研修生達が不満をいった時にはQの他にFという会社の社長がでてきた。企業はそこにも毎月金を払っている。毎月5万円をこす多額の管理費用。企業が「日本人を雇うのと変わらない」と言っていた理由が少しわかってきた。

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泣き寝入りしないで

昨日、二人のベトナム人研修生が愛労連にきました。8月にセクハラで相談しにきた女性達です。彼女たちの訴えを文書にして会社と交渉。JITCO、受け入れ機関である事業組合にも連絡して対応を要請しました。

会社からは社長が愛労連にきて事情を説明。「机を壊したのではなくひっくり返した」「合い鍵を持っていたのは社長ではなく社員」「酒は飲んでいたが酔ってはいなかった」などと「間違いがある」と言っていました。しかし、部屋に入ったことは否定のしようがありません。また酒を飲みに連れて行ったことについても「女性達は喜んでついてきた」と言っていましたが、ベトナムでは女性がお酌をすることはないことなど説明しました。0132

社長は「ベトナムと日本との違いを理解していなかった」などと謝罪を約束。その後組合を交えて研修生達との話し合いを重ねて先日、交渉がまとまりました。相談に来たときは「この会社では安心して働けない」でも「帰国させられると困る」と心配そうな顔できた彼女たちですが、昨日はすっかり笑顔にもどっていました。

「帰国させるぞ」の脅しに「泣き寝入りしない」ことが解決につながりました。

彼女たちの勇気と笑顔がとてもすてきでした。

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また会おう!

春日井のF社と小牧の○社の実習生6名が今日ベトナムに帰りました。

帰国前日の昨日まで交渉が行われましたが、残業代の不足分について全額を渡すことができました。また送り出し機関のQ社も保証金を全額返還することを文書で約束し、実習生ひとり一人に渡しました。

また愛労連にはQ社のL社長が来局して、この間の経緯を謝罪しました。また大使館員のH氏もあいさつにこられ、今後は研修制度の改善に協力してほしい旨を述べられました。

Photo 帰国にあたり実習生のH君が全面解決したことを報告にきました。この間の事、これから帰国してからのことなど話を聞くことができました。「また日本に来たい」と言っていました。

帰国してからも何かあったらとメールアドレスやブログのことを伝えました。これから来る研修生にも泣き寝入りしないことを広げてほしいとお願いし、別紙の手紙を書いてもらいました。この手紙を多くの研修生に届けたいと思います。

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昨日1社と合意

0742  昨日、愛労連に○社の関係者全員がきて、その場で直接話し合い。会社は法律どおりの残業代支払いと有給休暇取得を回答し、帰国日までに消化できない1日分を買い取ることも表明しました。詳細は愛労連で確認したうえで研修生全員がサインをすることになりました。

会社の話では「ベトナムの派遣会社がこの金額(600円)で売り込みにきた。最賃のことは知っていたが、ベトナムのほうがこれで良いというし、なかなか求人がこないなかで採用した」と言っていました。「実際にはくる前にも往復旅費を出したし、この他にも金を払っているので、日本人と同じくらい金はかかっている」と実情も。

今回研修生が残業代の不足分を請求したところ、派遣会社はベトナムの家族に「ベトナムでの契約に違反したから保証金1万ドルを返さない」と脅しました。派遣会社は残業代600円のほか、パスポートや貯金通帳を会社に渡す事などを契約させています。研修生達は「ベトナムでの研修をおえ、出国の前日にこの契約書にサインさせられた」といいます。派遣会社に対し日本の国内法を遵守し、帰国後罰金をとらないことを文書で誓約させることが必要です。

残る2社のうちY社は、先日社長が愛労連にきて話し合い、研修生達とも話し合いが進んでいます。「解決した」との連絡がきていますので、後日内容を確認します。

もう1社のF社は、「残業ではなく内職だ」と言い張っているようです。しかし研修生は毎日の残業時間記録を持っており、実際に600円*時間数で支払われています。このような言い訳が労基署で通じる訳がありません。これについては組合に資料を提供しきちんと話すことになっています。

P。S。このほかにも中国人から2件の相談、また国籍は不明ですがメールで超長時間残業を強いられている訴えもきています。通訳ボランティアをお願いします。愛労連に来られなくてもケイタイやメールで話をつないで頂ければ助かります。

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送り出し機関Qが不正押しつけ

残業代不足問題で交渉していた企業から先週末に「計算に時間がかかるので1日か2日まってほしい」という電話がありました。ところがさきほど研修生からかかってきた電話ではベトナムの送り出し機関Qがきて「残業代の不足分は払わない」と言っていきました。○社に電話しても「担当がいない」というだけです。Mai001

要望書をだしてからすでに2週間がたっています。実習生達の帰国まで2週間と少しです。まったく時間稼ぎだったとしかいいようがありません。

本日、会社と送り出し機関(日本支社)に対して入管、および労働局への告発を最後通告しました。

右は本日の毎日新聞です。

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知っておこう日本の法律

07930_007 30日、労働会館で「もう泣き寝入りはしない ベトナム人研修生激励と交流のつどい」が開催されました。

つどいには新たな受け入れ先を確保した豊田の研修生(実習生)のほか、現在交渉中の小牧の研修生、さらに別の会社で働く友達も参加し25名の研修・実習生が参加しました。支援者は神奈川からも含めて各界から15名、あわせて40名のつどいとなりました。ベトナムにも行ったことがある食農健の土井さんが用意してくれた手巻き寿司をいただきながら、交流しました。

2週間前に岡崎でベトナム人38人が不法就労で逮捕されるなど、研修・実習生の失踪が相次ぐなか、大きな失踪事件をおこすことなく、解決できたことをみんなで喜びました。しかし、これでやっと普通に戻ったところ。高い家賃、低賃金など研修・実習生の問題はこれからです。

あらたに参加した研修・実習生たちからは「給与明細がない」、「雇用契約書をもらってない」などの問題が話されました。いま交渉中の小牧の実習生からは「(送り出し機関Qに)残業代不足分を請求したことで帰国後に罰金をとらないことを約束させてほしい」など強く要望されました。

待ち合わせをした金山総合駅では他にもたくさんの研修・実習生たちがいて、声をかけました。愛知県だけでも1000人以上のベトナム人研修生がいると思われます。集会ではベトナム語で書いた「知っておこう日本の法律」(資料・記事参照)を配りました「sitte.doc」をダウンロード 。もっと多くの研修・実習生達に知らせようと話し合いました。

最後に愛労連の羽根議長が研修生たちを歓迎し「愛労連はこれからもみなさんを支援します」と激励しました。

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