泣き寝入りしないで
昨日、二人のベトナム人研修生が愛労連にきました。8月にセクハラで相談しにきた女性達です。彼女たちの訴えを文書にして会社と交渉。JITCO、受け入れ機関である事業組合にも連絡して対応を要請しました。
会社からは社長が愛労連にきて事情を説明。「机を壊したのではなくひっくり返した」「合い鍵を持っていたのは社長ではなく社員」「酒は飲んでいたが酔ってはいなかった」などと「間違いがある」と言っていました。しかし、部屋に入ったことは否定のしようがありません。また酒を飲みに連れて行ったことについても「女性達は喜んでついてきた」と言っていましたが、ベトナムでは女性がお酌をすることはないことなど説明しました。
社長は「ベトナムと日本との違いを理解していなかった」などと謝罪を約束。その後組合を交えて研修生達との話し合いを重ねて先日、交渉がまとまりました。相談に来たときは「この会社では安心して働けない」でも「帰国させられると困る」と心配そうな顔できた彼女たちですが、昨日はすっかり笑顔にもどっていました。
「帰国させるぞ」の脅しに「泣き寝入りしない」ことが解決につながりました。
彼女たちの勇気と笑顔がとてもすてきでした。
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コメント
僕はベトナム人です。僕の会社 JMS(日本医療サービス) はこれからベトナム人の受け入れをはじめるため、関係省庁に働きかけています。ベトナム人に対する不当のないように、情報の提供、法律のアドバイスをいただきたいのです。アドバイスいただけるのでしょうか?1)給料 2)労働時間、時間外労働賃 などです。
投稿: le van hoa | 2007年10月31日 (水) 10時46分