« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月

雇用保険申請を受理

01302 会社の経営不振で解雇された3人の実習生が昨日、ハローワークに雇用保険の給付申請を行いました。私も同行して無事、手続きを完了しました。これで安心して年が越せます。

実習生は1年間雇用保険に加入していますので、受給資格はありますが求職活動は一般の労働者と同じようにはできません。このような申請は愛知では初めてのことですから、事前に労働局と話し合いをしておきました。そのため窓口ではたいへんスムーズに対応してもらえました。

実習生は第一次受け入れ機関を通じてしか受け入れ企業の変更ができません。しかし給付を受けるためには、①仕事をしていないこと、②求職活動をしていることが必要です。仕事をすると不法就労になりますので仕事をしないことは「大丈夫」ですが求職が問題。

まずハローワークで他の人と同じように求職の手続きをします。この求職票は公開しません。求職のため毎月一回以上ハローワークに行かなければなりません。(行ったからといって仕事を紹介してもらえませんが)。JITCOに行くことでも求職活動になりますのでそうしようと思います。さらに毎月の認定日にもハローワークに行かなければなりません。

ハローワークは交通の不便な場所にあり、彼らにはなかなかたいへんなことですが、何しろ形式的には日本人と全く同じ扱いということです。こうして、国内でもめったにない外国人実習生の雇用保険給付申請が受理されました。

さて、給付期間は90日。私も含めて彼らの仕事探しを行っています。職種は金属プレス。男性3名です。このほかに後輩3名の仕事先も考えなくてはなりません。

幸い声をかけてくれる組合もありますので、早めに安心させてやりたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

外国人研修生問題交流集会

Tyuugokukeiyaku 昨日、全労連で外国人研修生問題の全国交流集会が行われました。日大の永山先生、労教協の佐々木さんの講演のあと、全国での取り組みが報告されました。永山先生からは外国人問題を考えるうえで日本人の人権感覚を指摘されました。「みなさんパスポートに何が書いてあるかみてください。外国に行ったときに『この人は日本人です。』と証明し、相手国政府に保護を求める政府間の約束が書いてあります。パスポートを取り上げることがいかに人権を犯しているか」

愛知からは愛労連の取り組みと愛知県における実態を報告しました。

徳島労連ではずいぶん前から支援の取り組みが行われています。労基署に申告したために強制帰国させられるところを空港でスチュワーデスと警官に助けを求めた中国人を保護しました。彼女たちは暴力を受け、さらに研修生のうち一人が中国で妹を拉致されたため、告発を取り下げ金銭和解して帰国しました。

岐阜労連も労基署に訴えにいった研修生を、会社が拉致、暴行を加え、労連で保護した時にはアザだらけになっていました。

熊本では受け入れ企業が倒産したため、受け入れ組合にたいし賃金と不払い残業の支払いを求めて裁判を起こしました。地元のマスコミでも大きく取り上げられています。

このほか茨城、神奈川、広島、愛媛、奈良からも報告がありましたが、賃金、超長時間労働、パスポート取り上げ、強制貯金、いずれも「奴隷状態」にあることが報告されました。高額の保証金、仲介料、違法な契約書(「thai-keiyaku.jpg」をダウンロード 「tyuugoku-keiyaku.jpg」をダウンロード )、脅しなど、どこも全く同じです。移住者ユニオンの本多さんからは毎年20人以上がなくなっており、今年もすでに9ヶ月で18名が亡くなっていることが報告されました。

また「労基署に行ったら『研修生は入管へ』と言われ、JITCOOに行ったら「組合がからむと本人のためによくない」と言われたなど、「JITCOに行ってもなんの指導もしない」ということが共通に出されました。

参加者の多くが「研修制度は廃止すべきだ」と意見を述べました。ジャーナリストの安田さんも参加され、「5省がバラバラになっており監督官庁としての機能を果たしていない。私もこの制度は廃止し、新たな制度を作るべきだ」と発言されました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

実習生に失業給付を

09 原料高などで赤字経営になった会社でベトナム人実習生が解雇されることになりました。実習生はハローワークで仕事をさがすわけにはいきません。職種もこれまでと同じ「金属プレス」でなければならないなどの制限があります。いま会社や組合と相談しながら仕事を探しています。

仕事が見つかるまで実習生収入が途絶えます。日本人と違いアルバイトで凌ぐこともできません。不法就労で強制帰国になります。不安におびえながらアパートで待つしかありません。

実習生は1年以上雇用保険に加入しています。会社に言って失業保険の給付を申請してもらうことにしました。愛知ではベトナム人実習生の失業給付の申請は初めてだそうです。でも保険料を払っているのですから、一週間後にはすみやかに給付をしてほしいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

帰国後の心配

日本で相談を解決しても、研修生たちには帰国後のことがとても心配です。

10月に残業代を取り戻した研修生のうち一人は家族から電話があり、「保証金を返してもらえなくなる」と残業代を受け取らないと言い出しました。そのときは「どうせ取られるならベトナムに行ってから取られろ」といって無理矢理持たせました。

彼らはベトナムの派遣局の問題を国の労働組合に伝えたいと言っています。

そこにはこんな内容のことが書いてあります。

Photo_2  私たちは○○で働く実習生のHTLです。私たちは日本に来る前、派遣機関(Q)および日本の企業(○○)と3年間の契約をし、まだあと1年間を残していますが、会社から帰国を言われました。しかしその場合には下記のことを保障してもらいたいと思います。

保証金全額 12000US$、仲介料1700US$、2ヶ月分の給料(帰国後コクヤンに払うことになっている)、飛行機のチケット代、このほか罰金をとらないこと

以上のことを日本およびベトナムの労働組合にお願いしたい。

このことをベトナムの労働組合に知らせ、支援をお願いしたいと思います

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »