完全な不払い
今日は知多半島で働く二人の女性が相談にきました。当初、にこやかにしていた社長が最近こわい顔になってきて、ベトナムに帰すと言っているようです。
彼女たちの話だけでは、なぜ態度が変わったのかわかりませんが、これからも働きたいなら夜は8時か9時には寮に帰る事、ケイタイは取り上げなど言われたようです。この辺は会社に聞いてみないとわかりませんが、問題は勤務状況。
彼女たちは週6日働いています。休みはお盆と正月1日だけ。給料は毎月定額です。その月給を12倍して、年間2080時間(=8時間*5日*52週間)で割るとピッタリ愛知県の最低賃金694円(10月25日からは714円)になりました。ということは、毎週1日、完全にただ働きです。
雇用契約書のようなものは一切受け取っていません。当然ながら有給休暇もありません。健康保険にも入っていません。天引き預金(会社預かり)は毎月5万円でした。
組合はGで、送り出し機関もわかっています。さっそく、明日から交渉です。
| 固定リンク
「外国人研修生」カテゴリの記事
- 出版報告会のお知らせ(2022.12.20)
- 責任ある外国人労働者受入れプラットフォーム(JP-MIRAI)で優秀賞(2022.12.11)
- 実習生による申告が「不正行為を是正」(2022.06.16)
- 意見書をだしましょう(2022.06.05)
- 「外国人労働者と法-入管法政策と労働法政策」(早川智津子、信山出版社)を読んで(2022.04.25)
コメント