求職活動
昨年末にベトナム人実習生の雇用保険給付申請を手続きしました。
その後、給付を受けるためには日本人と同じく、認定日にハローワークまで行かなければなりません。また、この他に1回以上ハローワークなどに行って求職活動を行わなければなりません。実習生は受け入れ機関を通じてしか新たな仕事に就くことはできませんが、給付を受けるためには、行くだけは行かなければなりません。
この求職活動はJITCOに行くことでも認められます。昨日3名の実習生とJITCOの名古屋駐在にでかけました。ここでも求職票に記入して提出しました。所長には事前に事情を伝えてありますので、改めて企業を紹介してもらえるよう協力をお願いしました。
認定日は16日、第一回の給付金(15日分)が振り込まれるのはその一週間先になる予定です。給付期間は90日ですが、すでに解雇されて1ヶ月がたっていますので早く次の仕事先を確保できるよう、つきあいのある業者にお願いをしているところです。
6日には中国人の実習生が相談にきました。西三河地方の小さな会社に勤めています。この会社では始業30分には出勤、終業時間後30分は残業代がでないということでした。数人いる日本人の社員も含めて全員がこうなっているようでした。日本の零細企業の実態です。
権利としてはタイムカード通りの残業代が請求できるし、最低賃金ぎりぎりの実習生にまで「自主的」残業をさせるのは問題だと説明しました。実習生全員となるとかなりの金額になります。実習生は会社と争いになるのはイヤだし働き続けたいというのが一番の希望でしたので、選択は本人に任せることにしました。
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