外国人労働者支援を要請
愛労連は、外国人労働者問題などについて30日に愛知労働局に要請しました。
愛知県は外国人労働者が全国で一番多く働いています。しかし、外国人へのサービスはきわめて貧弱です。
愛労連への相談は左の表のようにベトナム人だけでも10件以上を解決してきました。(左)
言葉も片言で、ボランティアの通訳にお願いしています。
5.外国人労働者および研修・技能実習制度を以下のように改善すること。
① 労基法違反の告発をした場合「帰国指導」をしないよう入管に求めること。
② 受け入れ機関および受け入れ企業の不正等によって、技能実習が継続できない場合には解雇と認め、速やかに雇用保険の給付をおこなうこと。
③ 受け入れ企業の都合により技能実習ができない場合には、賃金を全額支払うよう指導すること。
④ 研修生・実習生の問題について監督官庁を一本化すること。
⑤ 外国人労働者を雇用する企業に対し、労働基準法の遵守を指導するとともに、社会保険・労働保険加入を促進すること。
⑥ JOBセンターにおける外国語相談について、ベトナム語の相談窓口を開設すること。
⑦ ブラジルとの社会保障協定を早期に締結すること。
⑧ 残業代の割増、強制貯金・パスポート取り上げ禁止、労災の適用など外国人労働者の権利を知らせるカードを各国語で作成し、各方面に配布すること。
回答は「指針をつくった」「パンフはある」「通訳もある」「ベトナム語での相談は月2回程度しかない」という全く実態を見ないものでした。そもそもベトナム語での番号案内もせずに、電話がかかってくるはずがありません。研修生はほとんどが残業、土曜も働いており、平日の2,3日にかける訳がありません。
パンフレットも有給休暇、残業、労災、雇用保険など働く外国人の権利を書いたものは見たことがありません。いったいどこにあるのでしょう?!
| 固定リンク
「外国人研修生」カテゴリの記事
- 出版報告会のお知らせ(2022.12.20)
- 責任ある外国人労働者受入れプラットフォーム(JP-MIRAI)で優秀賞(2022.12.11)
- 実習生による申告が「不正行為を是正」(2022.06.16)
- 意見書をだしましょう(2022.06.05)
- 「外国人労働者と法-入管法政策と労働法政策」(早川智津子、信山出版社)を読んで(2022.04.25)
コメント