「ばれると帰国」がこわい
今日は10人以上の研修生たちから話を聞くことができました。ここでも、これまでの研修生と全くおなじ「研修中に残業をしていたことが入管に知れたら帰国させられる。そうすると保証金のことが心配」と言っていました。会社や送り出し機関がそう言っているのだと思います。彼らは半年で約500時間の残業をしていました。さらに土曜日は月3回、ただ働きしていました。
研修期間中に残業をさせてはいけません。しかし、働かせた分は支払わなければなりません。不法かどうかは企業の責任です。出稼ぎにきた労働者がはたらきたいというのは当然です。働かせるかどうかを決めるのは会社です
研修生は入管に本当のこと(研修中の残業)を言ったら帰国させられるのではないか」と言っていました。これは研修生だけではありません。以前岐阜県の労基署の方も「研修生の残業代を払わせたら強制帰国になる」と言っていました。これが逆に研修生の不払い残業を温存しています。
参院法務委員会で鳩山法相は、企業の不正で研修生を「強制帰国させない」と約束しました。このことを研修生にも労基署にも伝えることがもっともっと必要です。
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