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2008年7月

帰国手当で合意

会社が不正処分をうけて帰国することになった研修生の交渉が行われました。

彼らは昨年いったん解雇されて雇用保険受給後、また働き出したところです。3年間の期間満了まではまだ3ヶ月あり、ここから新たな会社にいく選択もできますが話し合いの結果、会社が帰国にあたり一定の補償をおこなうことで帰国することになりました。

昨年の「指針」改訂で受入機関の不正があった場合には新たな受入先を探すことになりました。しかしそれでも見つからない場合には帰国することになっています。その際にどのような補償を行うかまでは定めていません。

今回の話し合いでは会社が誠意を尽くして研修生のために一定の補償を行うことで合意ができました。今後コクヤン関係の処分で企業を異動する研修生がでてきますが、今回のことは一つの例になるものです。

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夕べE関係の研修生から連絡がありました。先週日曜日に相談にきた中国人です。組合の方から以前働いていた会社に「是正をさせるよう話す」と話があったようです。結果はまた聞くことにしました。

最近、関係当局のみなさんの迅速な動きがでてきました。

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給与明細を

タイムカードに8時前の残業時間が計算されていなかったK社に監督署が入りました。

会社の話では「賃金計算ではきちんと参入している」ということですが、毎月の給与明細をくれないので正しいのかどうかはわかりません。関労基署の指導で「8月からの明細はだす。過去の分も研修生が希望すればだす」ことになりました。

またリネンサービスという職種が研修科目にないことについても疑いがもたれています。JITCOの試験ではカーテンを縫う作業で合格しています。でもそれ以外の時はシーツなどの洗濯しかしていません。

技能実習生の職種違反については入管と監督署、それとも設立を許可した省庁のどこが監督するのでしょうか。

相談はますます増え、今度の日曜日は3件同時にきます。

これではたまらないので、研修生問題を本にして出版します。本日出稿。9月には出版される予定です。どの企業名がでるかお楽しみです。

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私たちは人間です。道具じゃない

24日、全労連大会に熊本県労連代議員として参加した中国人研修生の訴えは全国の代議員のこころにずっしりと響きました。http://www.zenroren.gr.jp/jp/shokai/taikai/23taikai/0724/07touron.html#04

研修生たちは空港につくと同時にパスポートを取り上げられ、銀行でつくった通帳と印鑑も会社がもって行きました。貯金は社長が勝手に引き出していたといいます。残業は300円で深夜、時には3時まで働かされたこともあります。

農家で働いた研修生は収穫時期が済むと、勝手に他のところに回されました。まるで奴隷のように「自由に使って」と言われました。

二人はいま熊本県労連の支援で裁判をたたかっています。「相談にきて優しい日本人に会うことができた。日本人と仲良く働きたい」と言っていました。

この二人に続いて愛知からも発言しました。愛知ではこの間の取り組みをまとめ、この秋の法改正議論にむけて本を出版する準備をしていることを報告しました。9月上旬に出版予定です。

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まだ貯金もパスポートも

「貯金とパスポートを帰してほしい」と言ったら「帰国させるぞ」

JITCO(浜松町)に電話したけれど「社長が怒っているならしかたがない」

Gネットは「ここの会社の社長は法律の大学を出ているから、法律のことを言ってもムダ」

法務省の指針が変わってもまだまだこんな会社があります。今日は岐阜から4人の女性が相談にきました。病院のリネンサービスで洗濯や消毒をする工場で働いています。盆も正月も、GWもありません。正月に「休みたい」言ったら「ベトナムに帰れ」、工場長は毎日「早くしろ早くしろ」と怒鳴りますが、毎日3時間も4時間も残業ではそう早くもできません。工場長が怒って突き飛ばしたり、頭をピシピシするという話になった時には、涙顔になってしまいました。Company_img02

毎日の残業時間をノートにつけてあり、見せてもらいました。勤務時間は8時から16時10分ですが、研修生だけは朝6時半から、終わる時間は6時、7時です。8時までの時もあります。給与明細がないので、残業代がどう計算されているかもわかりません。貯金も3万円引かれていますが、通帳を見たこともつくった覚えもありません。一覧表をみせるだけでサインさせています。これまでもこういう会社は不正だらけでした。

研修期間中はもっとひどく、月から土まで、日曜日も毎週午前中は仕事でした。日曜日は社員は休みで工場長と研修生だけです。研修手当は毎月7万円でした。実習生になっても最初の三ヶ月は8万円。しかもGネットから三ヶ月後にまとめて支払われたといいます。

話を聞いていて、一番おそれているのは工場長が怒って「ベトナムに帰すぞ」ということでした。今日は勇気をだしてアイロウレンまできました。

これまででも、こんなにひどい会社はありません。

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怪しい勧誘

こんな手紙とK産業の営業資料が送られてきました。

電話にて女性の声で、ベトナム人研修生を使うと大変コストダウンにつながるから話だけでもとかコスト面を聞くと営業がいくと強引な勧誘がありました。ベトナムに行く視察ツアーもあると営業に言われ、友人に相談しました。しばらくすると友人が新聞を持ってきてコクヤンという言葉が書いてありました。K産業が確かコクヤンと言っていたのを思い出しました。

一時は取引を考えましたが、いろいろ調べてみるとK産業は存在してはいけない立場での営業活動と推測されます。そして、近々入管のOBを顧問として迎えるとか、現在は警察OBの顧問もいますとの説明でした。

ベトナムは真面目と聞いて、関心はあったのですがK産業さんの話を聞くと他にも怪しいPhoto

同封の資料で「ベトナム人研修生・技師・技術者を受け入れる6つのメリット」には「①安定した人材の確保。1~3年というスパンで、離職の心配がない真面目な人材を確保することが可能です。②固定費の軽減。研修生は日本企業文化を学ぶ目的があるため、結果として低労務費で、人件費などの固定費を抑えることができます。以下略」

新聞記事によれば「ベトナム人の技師や留学生、研修生向けに生活支援サービス」として研修生などの「管理業務の委託契約」として「翻訳・通訳」、「研修企業先の巡回」、「生活指導および生活援助」を行う。「また研修生の受入にむけて、出入国関係の書類作成、集合研修の依頼にも対応」するという。

法務省は「第一次受入機関は・・・・研修生や技能実習生を安価な労働力と考えている第二次受入機関を・・・防がなければなりません。・・・研修生の受入が、労働力不足の解消につながるなどと広告して第二次受入機関を募集するような団体がありますが・・・不適正な募集といえます。」(「指針」H19.12)

まさに「不適正な事例」です。

しかもこれを委託契約でやるというのです。資料の中にはこのK社が主催する「ベトナム視察・選考会ツアー」や「ベトナム人研修生Q&A」「現地派遣機関」の案内もあります。これだけやったら第一次受入機関のやることはありません。「名義貸し」ならぬ「名義借り」ではないでしょうか。

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失業中の休業補償

会社を解雇され、雇用保険給付が認められたB君ですが、解雇されてから申請までの一ヶ月半の収入はありません。前の会社の寮はでて、今は組合が手配してくれたアパートにいます。

すぐに申請していれば一週間の「待期期間」ですぐに給付されていたのですが、組合の方はすぐ別の会社に移すつもりで申請しなかったため1ヶ月半もあいてしまいました。

組合がこの間に賃金を払えば申請した「離職日の変更」が必要になります。ハローワークに問い合わせたところ、「寮費や食費などの生活保障は、受けても給付をとりけすことはない」ということでした。組合にこの話を伝えたところ、食費代として一定の金額をだす。寮費は無料にする」という回答をもらいました。

先ほど通訳にメールをおくって本人に伝えてもらいました。

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失踪で儲ける組合

今日の中日新聞は外国人研修制度の問題を大きく取り上げていました。(特報)

そこには悪い送り出し機関のことが書いてありました。私もひどい契約書を何回も紹介してきました。一方日本の悪い受入機関のことはあまり書いてありません。

以前から告発しているGネットにはこんな契約があります。Thaikeiyaku

「15 派遣局(TMD)は研修生・実習生が逃亡をした場合、事の事情を問わず逃亡者1名に付直ちに罰金(600,000円)を日本側に支払うこと。

入管の指針では20%を超えると「不正行為」とされていましたから、100人入れて10人くらい逃がせば600万円のもうけです。

私のところには「組合がブローカーに情報を流している」という電話もありました。

受入機関を次々と認可している行政の責任が問われなければなりません。「外国の派遣局のことはうちでは対応できない」としているところに制度の欠陥があります。

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