ブローカーの存在
3日に相談にきた三重県の研修生が今日事務所にきました。「会社が帰国時に全部払う」と約束してくれたそうです。10月に帰国ですので、会社が約束を守らなかったら連絡をくれることにしてスピード解決です。
今日の朝日新聞にブローカーのことが載っていました。正規の受入機関以外にブローカーが入りやすいのがこの制度の特徴です。ブローカーは「委託だ」「必要経費しかもらってない」と言いますが、実際にはベトナムでの面接から研修手当の管理、寮費までブローカーが介在していることがあります。
正規の受入機関だけであれば話しやすいのですが、ブローカーも入ると話は複雑。受入企業も管理費をそれだけ払っているので簡単には交渉に応じません。
現在寮費で交渉になっている企業については労基署に指導を求めることにしています。
また岐阜の別の会社では研修生に寮で格安の「内職」をさせていました。組合からの返事では「社長に折衝したところ、支払う意志がないとの事でした。そこで手続きとして、本人たちから労働基準監督署にも申告させたい」とのことでした。
岐阜の労基署も研修生問題でたいへんいそがしいようです。
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