実習生にも雇用不安の影響
不正処分を受けたT社の実習生。今日会社から解雇予告手当の支払い、離職票の発行、帰国旅費の支払い、帰国まで寮の利用を認める回答がありました。すでに短期ビザ、雇用保険給付の手続きを済ませていますので、新たな受け入れ企業があればもう一年働くことができます。
しかし、この組合にはもう一社、K社に研修生3名と実習生1名がいます。研修生のビザは切れて、11月1日までの出国準備ビザになっていました。研修生には雇用保険がありませんのであと2週間で仕事が見つからなければ暮らしていけません。
指針では不正処分を受けた機関が責任を持って次の受け入れ機関を探すことになっていますが、探したふりだけでも罰せられるわけではありません。さらにトヨタの減産で愛知でも簡単に見つかる状況ではありません。入管も「1年前とは全く違う」、JITCOでは「日本人と一緒に実習生が解雇されることがあり、それはだめだよということがある」といいます。指針がただの念仏になりかねません。
さて、昨夜は広島・福山のK社から、今日の昼は一宮のI社の研修生から相談の電話が入りました。広島の相談は広島県労連のM事務局長にお願いしました。I社はコクヤン関係でしたが日本語がイマイチでしたので通訳にお願いしました。
「いったい政府の相談受付はいつから始まるんだ!」と、 お怒りモードの今日この頃です。
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