愛知県、名古屋市も「要望」
本日愛知県や名古屋市などでつくる「多文化共生推進協議会」は国に要望書を提出しました。http://www.pref.aichi.jp/0000019924.html
そのなかに(4)外国人労働者の適正な雇用管理等の促進についての③外国人研修・技能実習制度について、受入機関や企業への指導・監督を強化するなど、制度本来の趣旨に沿った実効性のあるものにすること。という項目がありました。
その理由として「外国人研修・技能実習制度については、制度本来の趣旨から離れ、外国人が安価な労働力として利用されるケースが多く、また、就労環境等を巡るトラブルも発生、社会問題化していることから、早急な対策が求められる。」としています。
このブログで指摘している通りなのですが、現在どんな制度改正をするのかです。私たちは相談にきた研修生の支援は行いますが、不正の摘発が目的ではありません。県も言っているとおり、「制度本来の趣旨にそった実効性あるものに」なるよう、実例を紹介し、情報を集めています。
来月には法務省や厚労省に行って意見交換したいと思います。
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コメント
トヨタをはじめとする製造業の派遣切捨ては凄まじいものがありますね。
これらの動きは、不況に2009年問題対策が加わった過剰な逆相乗効果であると思いますが、あらためて派遣・請負は雇用の調整弁であることを認識させられます。
このままの経済状況が続けば、次は研修生・実習生の切り捨てに向かうのではないでしょうか?
組合のある企業では、日本人の雇用を守るか研修生・実習生を守るかで騒動が勃発しそうで心配です。
投稿: | 2008年11月19日 (水) 11時30分
ある受入組合関係者の話
「碧南市の会社で派遣のなかで仕事のできるやつだけ残して切ったら正社員の方が見劣りがしてきた。そこで正社員もクビにしようとしたら、社員から逆に来年入れる予定になっていたベトナム人研修生をやめろと言うことになった。すでに入国準備がしてあるのにキャンセルさせられた」という話がありました。
別のところでは「日系ブラジル人が切られて安い研修生にされている」とい情報もきています。
私の支援している研修生も9人が解雇されて、いまJITCOに仕事を探してもらっています。
こうしてみると弱いところにしわ寄せが行っていることがわかります。
その中で「誰を支援するか」という問題ではありません当該労組としては難しい問題です。
投稿: 愛ローレン | 2008年11月19日 (水) 14時50分
>このままの経済状況が続けば、次は研修生・実習生
>の切り捨てに向かうのではないでしょうか?
実際そのような要望も現実あります。
弱電系企業などに多く、この不況の影響をもろに被っ
ているようです。
中途で解雇することは許されざることではありますが
、やはり企業としても致し方無いという決断であろう
と思います。
外国人派遣>日本人派遣>研修生・実習生
まだ数の順では良い方でしょう。
受け皿探しも職種の問題で、これも一筋縄ではいきま
せん。業種全体が大変ですから。
投稿: bavel | 2008年11月25日 (火) 17時56分