さようなら元気で
今日トヨタ各社への訪問の帰る途中、昨日帰国の条件がまとまって月曜日に帰国することになった研修生からメールが入りました。名古屋についたら一緒にご飯をたべることに。
彼女らはカーナビに使うシールの印刷をしていましたが、この自動車不況で解雇されてしまいました。実習期間はまだ一年以上ありました。二人分の仕事は見つかりましたが、これを後輩にゆずり、先に帰国することになりました。
いっぱい荷物をもっていたのでそのまま空港にいくのかと思ったら、今日は休みにしてもらって名古屋で買い物をしたようです。日本にいる間どこかに行ったことがあるか聞いたら「大阪の友達のところに行った」と言っていました。「もっと日本にいてお金を稼ぎたかった」とも。
トヨタの減産で期間工・派遣切りが相次いでいるなかですので、仕事先をさがすのが厳しくなっています。それでもA組合とJITCOで二人分を見つけられてよかったです。事務所に帰ったら塗装の研修生から日本語で書いたFAXが届いていました。G組合が仕事を探してくれないと書いてあります。こちらも今、知り合いをあたってもらっています。
PS。今日、トヨタグループ要請に行ったところ「本、買いましたよ」と言われてしまいました。「会社の名前が出ていると言われたので、表紙をめくると最初のところに」 まあ、下請けの実態をよく知ってもらったということで、感謝を伝えてきました。
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コメント
このブログは何を言いたいのかさっぱりわかりません。
研修生制度の否定?労働者保護?
そもそも実習生は労働者ではないですからね。
お金を稼ぎたい、買い物に行った、解雇、企業も研修生本人も全く制度を理解してないですね。
投稿: | 2008年12月 6日 (土) 03時33分
このブログの目的は受け入れ機関の不正により困っている外国人研修生を支援することです。
そのため研修制度を守らない不正機関を告発しています。さらには、不正な営利組織の介入を許している現行制度を法改正することが必要だと考えています。それができないようであれば、この制度は廃止するしかないと思います。
なお、実習生は労働者であり、労働法はすべて適用されます。「研修」には日本の労働基準法が適用されていませんが、研修生が労働者であることはかわりません。労働組合法は適用されるはずです。
投稿: 愛ローレン | 2008年12月 6日 (土) 21時10分
申し訳ありませんが、率直な意見を書かせて頂きます。
それなら、早くこの制度を廃止して欲しいです。
なぜなら研修生は表向きは、技術を習得するために来日していますが、実態はお金を稼ぐ事以外に理由はないと思うからです。本人たちは、『日本に来て技術なんて身に付いてないし意味がない。なぜなら、ベトナムではその技術を活かせられる日本で使用しているような機械なんてないから』と言ってますから。それが現実ならベトナムから何万人も研修生を受け入れる意味がないのでは?
お金を稼ぎたい、買い物に行った、解雇、企業も研修生本人も全く制度を理解してないですね。>>>同感です。
投稿: | 2008年12月 8日 (月) 11時24分
コメントありがとうございます。
愛労連はこの研修制度そのものをどうすべきかという結論には達していません。また単純労働者の受け入れや、また他にも外国人との共生について結論的な見解に達していません。
今月、福島大学で坂本先生達がシンポジウムを開催します。当日は行けないのですが、勉強させてもらおうと思います。
研修がたてまえに終始し、人材ビジネス化していることが多いと思います。しかし、全ての受け入れ機関がこの研修の趣旨を守っていないとも思っていません。
まずは現行制度をきちんと守るようにさせることができるかどうかだと思います。
投稿: 愛ローレン | 2008年12月 8日 (月) 11時55分
お返事ありがとうございます。
本来の来日目的は別として、確かに、一部の逃亡した研修生がいる事で、真面目に働いている研修生が理不尽な扱いを受けるのは可哀相ですし、愛労連がある事で支えになっているのはいい事だと思います。
最近話題になっている国籍法改正もそうですが、日本の法律というものは、どうも矛盾が多いですね。
研修制度を決めたのはいいけど、管理が行き届いていない。元をただせば、こういう問題が起きるのも管理を怠っている国が悪いのかもしれませんね。
投稿: | 2008年12月 8日 (月) 13時15分