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入管法改正案衆院通過

入管法改正案が、19日の衆院本法務委員会で一部修正後、自民、公明、民主3党などの賛成多数で可決された。7月上旬にも成立する見込み(朝日6/19)です。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090620k0000m010135000c.html

「修正では、約43万人いる在日韓国・朝鮮人などの特別永住者に新たな身分証明書として交付する「特別永住者証明書」の常時携帯義務と罰則規定が削除」されました。

また、問題となっていた不法滞在者についての取扱では「最低限の行政サービスは引き続き受けられるよう検討することを付則に盛り込んだ」

外国人研修生問題での不十分さは、特に修正はない模様。5月の法務委員会以後、約一ヵ月間自公民3党で水面下の協議が行われ、経過はマスコミにも一切報道されませんでした。それが突然出てきて、2時間足らずの審議で採決。「国民はどこで声をあげればよいのだろう」という指摘もあります。

参院での審議にむけてこのブログからも声を届けたいと思います。

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外国人研修生」カテゴリの記事

コメント

中国人実習生「残業代半額」 神戸の会社を告発
 神戸市北区の縫製工場で働いていた中国人技能実習生8人が加盟する労働組合「神戸ワーカーズユニオン」は17日、8人は法定額の半分以下の残業代しかもらえなかったとして、神戸西労働基準監督署に、縫製会社4社と社長を労働基準法違反で告発した。

 兵庫労働局によると、兵庫県内の外国人研修、技能実習制度の労働問題で告発は初めてという。

 告発状や同労組によると、8人は2006年2月に来日。今年2月まで神戸市北区の縫製会社や関連会社など4社で働いていた。残業の時給は285~440円で、法定額との差の未払い分は、3年間で各自約400万円という。

 8人は未払い賃金を求めて交渉したが、会社は「金がない」と拒否。縫製会社1社の代理人は「関連会社も含めて営業しておらず、事実上倒産している」とする。8人は3月下旬、帰国した。

法律が成立したら、過去にさかのぼって訴訟ラッシュになる可能性がありますね。
組合や企業の皆さん・・・因果応報です。

愛ローレンさんは忙しくなりますね。ここからが農家などを含め、最賃以下で使おうとした方々の後悔の始まりですね。

投稿: まめ太郎 | 2009年6月21日 (日) 10時26分

まめ太郎さん
情報ありがとうございます。
裁判所は法改正を先取りするところがありますので、不払い賃金の請求訴訟がおこればわりと短期間で勝つ可能性は高いと思います。
また倒産した場合には立て替え払い制度が使えます。
一方、ブローカーによる管理費の取り立てについては入管からの不正処分が有効だと思います。>〇ネットさん

投稿: 愛ローレン | 2009年6月21日 (日) 21時09分

以前東北地方でも同様な訴えがありましたね。

やはり小さい縫製会社で、中国人研修生3名により
未払い賃金→最賃差額分等の請求を訴えられました。

この手の問題は、一時はマスコミに連日取り上げら
れ、一時的に同様企業(悪質企業)にも不安が広が
るのですが、暫くすると熱も冷め、忘却の彼方とな
っているのが関の山です。

会社としては、「お金がない」の一点張り。
裁判所としても、両者和解、調停を勧めるのみで、
結局何年経っても進展しない。

マスコミも、この手の問題を取り上げるのであれば、
その最終的な結末まで報道するべきだと思います。

例え長い年月がかかろうとも、最後に会社に”ツケ”
=多額の債務支払いが発生したという事実をもっと
周知させなければならないでしょう。

少しは抑制力にもなるかとは思うのですがね。

しかし、やっぱり”金がない”で、やり逃げになって
るものも多いんでしょうね。

投稿: bavel | 2009年6月23日 (火) 17時45分

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