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宮崎ではまだこんな募集も

 先日、「有給休暇がないと言われた」という研修生からの相談がありました。ベトナム語版のガイドブック(JITCO)を渡すため、昨日来局することになっていましたが、その前に「解決した」と電話がかかってきました。会社が有休を認めたそうです。話せばわかる・・・

Photo  一方、九州からはこんな組合資料が送られてきました。実習生の男女で賃金が違います。いまどきこんな説明文書はだせないと思いますが。さらに「その他の注意事項」には

8.尚、頑張っている研修生に沢山給与を支払いたい会社は、別に手当てとして支払い下さい

とあります。「指針」では「研修手当を研修成果等により増減することは、生活費の実費弁償という研修手当の趣旨から認められ」ないことになっています。

この組合は都城の協同組合で、男女差のある料金設定で農業研修生を大量に受け入れている上に、このような指針違反も平気で行っているようです。「強制送還も数知れず」という情報です。

何も知らずに研修生を受け入れた農家が「不正」とされてはたまりません。組合に対する監督が野放しになっている事例ではないでしょうか。

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外国人研修生」カテゴリの記事

コメント

愛労連さんのスタンスがようやく分かったような気が
します。

やはり”法規を遵守”することのみを優先し、環境に
ついての深追いはしていないようです。

良くやっている研修生に手当を多く出したいという会
社は数多くあります。
それを制度上で抑制している・・・。

研修手当60,000円(今時ちょっと安いが)が妥当なの
かという視点は持ち合わせていませんか?

この視点を度外視して、やれ”最賃”だと言われても
説得力に欠けるというものです。
ましやその実情を知り、情深くそれを黙認した組合を
悪く捉えるとなると、一体どうすれば良いのか疑問に
思います。

まぁ愛労連さんのおっしゃるには簡単に”制度廃止”
になるのでしょうけど。

投稿: bavel | 2009年7月24日 (金) 16時37分

愛ローレンが言いたい問題は、組合が制度を理解してないという点ではないですか?

多めに手当てといいますが、これが法を無視した残業手当名目になるんじゃないですか?

どのみち指導が入るんじゃないですか?ここ

投稿: 小池 | 2009年7月24日 (金) 17時30分

bavelさんへ
この制度を維持したい人も、廃止したい人も、改善したい人も、「現行制度を守らなければこの制度を続けることはできない」ことは共通の理解にならないでしょうか。
厳しい経営環境にある産業であっても、それはその産業として対策を社会に求めることが必要で、個別の研修生に対応を求めることでは研修制度をつぶしてしまうと思います。

投稿: 愛ローレン | 2009年7月24日 (金) 18時11分

たしかに、この通り研修生に対して手当てを追加で支払って、入管からの調査で露呈したときに、農家が指導を受けたりするのは変な話ですね。
組合はしっかりと企業さんを管理しなければいけないのに、地雷をばら撒くのはどうかと思いますね。

投稿: まめ太郎 | 2009年7月26日 (日) 08時18分

「泣き寝入りしない」。中国人女性が残業代不払いで中国から提訴へ 
2009.7.11 17:08 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090711/trl0907111708000-n1.htm

過去に遡って、中国から提訴する時代ですから。農家の方も知らなかったといっても、組合が中国側でそういう契約で来ていると言っても、日本国内では違法なんですから・・・

組合が最終的に農家を苦しめる形になるなんて本末転倒ですよ。

投稿: まめ太郎 | 2009年7月26日 (日) 08時40分

そもそも研修制度が必要か、不必要か
しいてわ
日本の法律(ここでは最低賃金)を払う?払わない?
しかしこれは おかしな部分があります
私の会社は8年前から研修生を受け入れています
当時組合の説明では
手当て6万円残業代200円、安いから・・・・
ここからのスタートでした
その時点は、外国人は最低賃金適用外と思っていました
2年位たってこれわオカシイと感じて
修正しました
しかし
一生懸命やる子とサボる子がいます
給料一律ではおかしいし
サボる子を解雇することもできない
だいたいサボる子が
「基準局」「組合」「弁護士」等々へ訴える
もっと現状を把握してほしいですね
愛ローレンさんの研修生に対しての考え方や
受け止め方、認識等教えてくださいませんか?
たぶん 受け入れ企業とかなりの温度差が・・・
そう思えるんですが

投稿: abc | 2009年7月26日 (日) 09時39分

abcさん
横から失礼しますが、会社をやられているのなら当然お分かりだと思いますが、新たなビジネスや機器、システムを取り入れる際、契約や関連法案を調べるのは当然なのではないでしょうか?

知らなかったで、裁判に勝てるのであれば問題ないと思いますが。

研修生を取り入れて経費を安く上げて経営を生きながらえさせるのであれば、それはやはりどこかで刈り取るもので、それが帰国後の訴訟ラッシュということですよね。ここで経営が破綻する可能性もありますが。

サボる子=研修生に不適切な子との解釈も、制度を十分理解し制度の枠組みの中で正しい理由があるのならば帰す事ができるんですよ。制度を正しく理解してから、語るべきだと思いますよ。

投稿: まめ太郎 | 2009年7月26日 (日) 10時22分

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